ハノイ ザービン空港と首都を結ぶ道路の投資方針を承認

第16期ハノイ市人民評議会(2021~2026年任期)は11月13日、隣接するバクニン省のザービン国際空港と首都ハノイを結ぶ道路建設の投資方針を承認する決議を採択しました。

ザービン空港プロジェクトの完成予想図(写真:VGP)
ザービン空港プロジェクトの完成予想図(写真:VGP)

このプロジェクトは、建設・譲渡(BT)契約方式による官民連携(PPP)の枠組みで実施され、総投資額は暫定で32兆9700億ドン(12億5,000万ドル)を超える見込みです。道路および関連インフラの建設は2025年から2026年にかけて行われる予定で、サングループ社が提案者となっています。

対価に充てる土地の暫定案として、ハノイ市フードン、トゥアンアン両コミューンの約723.3ヘクタール分の3区画が提示されています。プロジェクトは、ハノイ市のトゥアンアン、フードン、トゥーラム、ドンアイン各コミューンおよびバクニン省のトゥーソン、フーケー両地区で実施されます。

計画によりますと、新設される区間は全長7kmで、さらに6.55kmは既存のハノイ-タイグエン高速道路(環状道路3号線)に沿って整備されます。

ハノイ―タイグエン高速道路(環状3号線)からトゥリエン橋へのアクセス道路への接続部には、新たに2本の分岐が設けられる予定です。1本はザービン方向からトゥリエン方面へ左折できる分岐、もう1本はトゥリエン橋側から空港方面へ右折できる分岐で、いずれも3車線で構成され、全体の接続区間は約2.5kmとなります。

この事業により、最短かつ効率的な移動を可能にする、近代的でスムーズな連絡道路が整備され、新たな開発空間を創出し、社会経済の発展を後押しすると期待されています。また、電子商取引と連動した近代的・スマートな物流拠点の効果的な活用を支える役割も担う見込みです。さらに、ハノイのノイバイ国際空港の負担軽減にも寄与すると見込まれています。

VNA
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