トー・ラム書記長 優れた功績を挙げた農民 農業分野の科学者と面会

党書記長のトー・ラム氏は10月14日、ベトナム農民組合の創立95周年(1930年10月14日創立)を記念し、優れた功績を挙げた農家と農業分野の科学者のあわせて95人とハノイで面会しました。

トー・ラム書記長(前列中央)と優れた功績を挙げた農民、農業分野の科学者たち(10月14日 ハノイ)(写真:VNA)
トー・ラム書記長(前列中央)と優れた功績を挙げた農民、農業分野の科学者たち(10月14日 ハノイ)(写真:VNA)

会議で発言した党書記長は、農民が国の歴史を通じて果たしてきた戦略的な役割を強調し、彼らが食料を生産するだけでなく、国の文化遺産を守り育て、揺るぎない国民の結束における基盤となってきたと述べました。

また、党中央委員会の決議第19号-NQ/TWを引用し、農業が国の強みであり経済の柱であることを再確認しました。近年さまざまな困難に直面しながらも、農業分野は引き続き好調な成果を上げており、国の発展における飛躍的な前進を支える確かな支えとなっていると述べました。

トー・ラム書記長は、画期的な農業・豊かな農村・農民の幸せを実現するためには、農民を農業発展の中心に据える必要があると強調しました。書記長は農民について、食料安全保障の最前線に立つ戦士、大地の起業家、土壌・水・森林・海を守る"生態系エンジニア"であると述べると同時に、統合の過程でベトナム文化を継承する担い手であるとも表現しました。

書記長は、科学技術を生産の中心に据えるべきだと強調しました。また、科学者に対しては、農地や農場、加工工場において農民と直接協力するよう呼びかけました。さらに、企業や協同組合に対しても、生産の標準化や製品の品質・トレーサビリティの向上、食品の安全確保、そして需要が高まっている市場のニーズへの対応において、農民と共に取り組むよう求めました。

あわせて、農業における絶え間ないイノベーションと製品の多様化、ブランド開発、そしてベトナム農産品の市場拡大にも取り組むよう求めました。

トー・ラム書記長がイベントで発言(写真:VNA)
トー・ラム書記長がイベントで発言(写真:VNA)

書記長は、各基礎行政区が独自ブランドの農産物を少なくとも一つ開発すべきだと提案しました。また、農業は今後、環境に配慮した循環型で、気候変動にも強い持続可能な形へと変えていく必要があると述べました。従来のように生産量をただ増やすのではなく、生産性や品質を高めながら、温室効果ガスの排出を減らし、水や肥料、家畜のエサなどを無駄なく使う方向へと進むべきだとしています。バイオエコノミーや循環型農業経済が先進的な新農村建設の主流となるべきだと強調しました。

党書記長は、今回表彰された農民や農業科学者について、他の農民と共に前進することで、イノベーションの精神や豊かさへの志、地域の連帯の意識を広めていく模範的な存在でなければならないと述べました。

イベントでは、ベトナム農民組合のルオン・クオック・ドアン会長が、今年は全国34省・市から63名の農民(最年長77歳、最年少25歳)と、35歳から87歳までの32名の科学者が表彰されたと発表しました。

また、この機会に受賞者たちは、農業生産・ビジネス・サービスにおける成果や、新農村建設運動・国防・農業イノベーションへの貢献を報告し、国の農業・農民・農村の発展に寄与していることを示しました。

VNA
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