具体的には、ベトナム共産党中央政治局は、ベトナム人民軍総政治局長であるチン・ヴァン・クエット大将を、党中央委員会宣伝教育・大衆動員委員会の委員長に任命することを決定しました。クエット氏はまた、中央軍事委員会およびその常任委員会から退任します。
また、政治局は、党中央委員会書記、最高人民裁判所党委員会書記、最高人民裁判所長官であるレ・ミン・チー氏を、党中央委員会内政委員会の常任副委員長に任命することも決定しました。
トー・ラム書記長は、クエット氏とチー氏が政治局から新たな任務を託されたことに祝意を示しました。書記長はこの中で、これまでの期間、強い政治的決意のもとで、国家は政治体制の組織機構の合理化と再編を基本的かつ包括的に完了し、下部党組織の大会を成功裏に開催してきたと述べました。現在は、第14回党大会の円滑な開催に向け、必要な準備を積極的に進めていると強調しました。
書記長は、人事選定にあたり、関係機関や部門、さらには政治体制全体の基準・条件・要件に基づいて、政治局が慎重に検討を重ね、安定性と継続性を確保しつつ、党の高位指導層の発展を図る観点から任命を決定したと述べました。
書記長はまた、当面の課題として、両氏がそれぞれの機関の指導者と協力し、第14回党大会を成功裏に開催するために、党中央委員会への助言や必要な条件整備に全力を注ぐよう求めました。
新たに任命された幹部を代表として発言したクエット氏は、それぞれが新たな職責の重さを十分に自覚していると述べました。クエット氏は、社会全体で意識と行動の一致を図るため、広報・啓発活動を積極的に革新し、清廉で透明性の高い司法の構築や、全国民の強固な団結の強化に取り組む決意を示しました。さらにクエット氏は、政治的資質を絶えず磨き、所属機関と協力して与えられた任務を効果的に遂行するとともに、関係機関と緊密に連携し、党の強化と「人民による、人民のための、人民の社会主義国家」の建設に貢献していくことを誓いました。