第14回党大会に向けた人事選考の基準は「ビジョン・信頼性・政治的胆力」

トー・ラム党書記長は、健康で、断固とした意志を持ち、粘り強く働くことのできる指導者こそが、活力にあふれ、現代的で実効性のある党の姿を体現するものであると述べました。

トー・ラム書記長が第13期党中央委員会第14回総会で演説を行った。
トー・ラム書記長が第13期党中央委員会第14回総会で演説を行った。

第13期党中央委員会第14回総会で、トー・ラム党書記長は、第14期の政治局および書記局の人事選考における5つの主要な選考基準を示しました。これらは単なる人選の基準にとどまらず、国家の指導層の姿を形づくるものでもあります。

これらは、指導者としての品格、知性、政治的胆力を測る指標であり、新任期の基盤を築き、2045年に向けた国の発展を導く原動力となります。

国が新たな段階に入り、発展への志が党の決議で明確に示された今、歴史的責務を担う人材を選ぶことは、きわめて重要な意義を持ちます。

まず、第一の要件は、国家的な戦略ビジョンと自立性を維持する能力です。このビジョンは、先見性だけでなく、鋭い洞察力と、外部の潮流に流されず、独立・自立した発展路線を選択する勇気をも意味します。

大国間の戦略的競争が激化し、世界が不安定さを増す中で、指導者には、困難の中に機会を見出し、リスクを早期に察知し、国家の利益を守る力が求められます。

ドイモイ(刷新)からおよそ40年、ベトナムの多くの大きな成功は、国際経済への参画の推進、民間経済の発展、さらには現在進められているグリーン変革やデジタル変革など、先見性のある指導者たちのビジョンと深く結びついてきました。

戦略的ビジョンこそが、政策立案者と国家指導者を分ける要素となります。

第二の要件は、国家レベルでの指導力と統率力です。指導者は、特定の分野や業種で優れているだけでなく、全体を見渡し、資源を総合的に動員し、力を結集する能力を持たなければなりません。デジタル時代のいま、指導者は行政経験だけに頼ることはできません。組織運営力と実行力を備え、明確で具体的な目標を設定し、個々の責任を明確にし、データに基づいて進捗を評価し、公共サービスにおける規律のもとで決定を確実に実施する力が求められます。

第三の要件は、国の指導者が模範となるべき政治的信頼性と高い廉潔性を備えることです。信頼は地位から生まれるものではなく、人柄、模範的な行動、献身、そして具体的な成果によって築かれるものです。

ベトナム革命の歴史を通じて、歴代指導者の政治的信頼は、国民の信頼を結集し、精神的な支えとなってきました。現在のように、社会から透明性・清廉性・実効性を一層求められる時代において、指導者には政治的胆力と道徳的廉潔さを備え、自ら模範を示し、常に国家と国民の利益を最優先に行動する姿勢が求められます。政治的信頼性はまた、信頼の尺度であり、党に対する国民の信頼を支える礎でもあります。

第四の要件は、党の決議を具体的な成果として実現する能力を備えていることです。これは、幹部の資質や実効性、貢献度を重視する党の姿勢を反映するものであり、明確で実質的な結果を生み出すプロジェクトや施策、構想を持つ人材を優先するという考え方に基づいています。また、自然災害、感染症、金融不安、非伝統的安全保障などの危機に的確に対処する能力も欠かせません。こうした指導者は、決断力を持つと同時に、意見に耳を傾け、国民と向き合い、その声に応える姿勢が求められます。そうしてこそ、「言葉より行動を」「決議を実生活に生かす」という精神を真に体現できるのです。

決議も、具体的な数値として示されず、人々の暮らしの向上につながらなければ、ただの約束にとどまります。だからこそ、意志を現実の成果へと結びつける力こそが、戦略的人材の真価を測るものと言えます。

最後に、政治局および書記局のメンバーにふさわしい人材に求められるのは、第14期以降も続く職務の重圧に耐えうる精神的・肉体的持久力です。

一見単純な要件に思えますが、実は極めて重要な意味を持っています。

政治・経済・社会の変化が急速に進み、業務負担がますます増大するなかで、指導者には知性だけでなく、高い注意力を保ち、粘り強く取り組み、責任感を持ち、改革を推進し困難を乗り越える決意を支える持久力が求められます。健康で、確固たる姿勢を持ち、粘り強く働くことのできる指導者こそが、活力にあふれ、現代的で、実効性のある党の姿を体現する存在です。精神面から体力面に至るまでの政治的胆力は、安定と長期的な指導力を支える要です。

トー・ラム党書記長が示した5つの基準は、特定の任期の人事基準にとどまらず、知性・倫理・能力・闘志を兼ね備えた指導部を形成するための長期的な方向性を示すものです。それはまた、党創立100周年を迎える2030年、そして2045年に向け、ベトナムが高所得の先進国へと発展するという国家的ビジョンを実現するための準備段階でもあります。強い党は、人格と能力の両面で優れた個人の力によってこそ築かれるのです。

VNA
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