党書記長 "トーチャウは環境に配慮した強固で持続可能な特区へ"

党中央委員会書記長兼中央軍事委員会書記のトー・ラム氏は、11月19日にアンザン省のトーチャウ特区を視察し、同地域を環境に配慮した、強靭かつ持続可能な海洋特区へと転換するよう呼びかけました。

作業会議で発言するトー・ラム書記長(写真:VNA)
作業会議で発言するトー・ラム書記長(写真:VNA)

この特区は、総面積13.98平方キロメートルの8つの島から成り、フーコック島の西約110キロメートル、省の中心地から約220キロメートルに位置しています。戦略上きわめて重要な場所にあり、南西海域における前線の海上拠点としての役割を果たしています。

7月1日から施行された二層制地方行政モデルへの行政再編に伴い、トーチャウ党委員会は現在、7つの基層党細胞と121人の党員で構成されています。貧困率は0.26%まで低下し、世帯の約97%が「文化家庭」に認定されています。

トー・ラム書記長は地元当局との会合で、この特区は新設で人口も少なく、荒天や島間交通面の困難はあるものの、ベトナムの南西海域と国境における平和と安全を支える重要な要衝であると述べました。手つかずの森林や豊かな生物多様性、豊富な水産資源、自然景観を挙げ、トーチャウは国家主権を示す神聖な象徴であり、祖国を守る天然の防壁でもあると強調しました。

書記長によりますと、最大の財産は地元行政機関と住民の団結です。特区は、森林被覆率が80~90%に達する健全な生態系と清浄な海域、安定した潮流を持つ広大で漁獲量の多い漁場、エコツーリズムに適した独特の海洋・島しょ景観にも恵まれています。年間7か月の日照もあり、再生可能エネルギーの可能性を持つほか、平坦な地形は安定した居住地整備にも適しています。

持続的な発展と住民の生活向上を図るため、書記長はアンザン省に対し、国防省、公安省や関係機関と連携し、国防・安全保障目標を組み込んだ包括的なマスタープランを策定するよう指示しました。優先課題として、安定した住宅整備の実現可能性調査、島内環状道路や交通インフラの整備、水供給事業の完了、電力・通信の確保(フーコック島からの海底ケーブル敷設の可能性を含む)などを挙げました。また、人口増加は海洋・島しょ部の持続的発展に向けた長期的な戦略の柱であると強調しました。

書記長は特区に対し、二層制の地方行政モデルの下で行政体制の安定化に取り組むとともに、生態系バランスを維持するための水産資源管理、大規模な水産加工・物流施設の設立可能性の検討、そして違法・無報告・無規制(IUU)漁業の再発防止に力を入れるよう促しました。また、ハイテクを活用した海洋養殖や現代的な水産物流、エコアイランド観光やスピリチュアル観光の推進、特に500人以上の民間人・兵士の慰霊地への投資を呼びかけました。

国防省には、海洋・島しょ防衛体制の強化、軍民両用空港建設の可能性調査、2つの軍民両用漁港の機能拡充による水産物流支援の検討、そしてトーチャウを南西部防衛システムの戦略的要衝として発展させることを求めました。これには、フーコック・ホンコアイ・トーチュウの戦略三角地帯全域で連携した防衛ネットワークを強化し、沿岸から前線海域に至る3つの主要戦略圏の安全を確保することが含まれます。さらに、レーダーや防衛・救難、海軍の後方支援システムへの投資、そして防衛用地の侵害を防ぎ、持続可能な発展を損なわないよう居住や土地利用を厳格に管理することも求められています。

書記長は、公共の福祉を中心に据えた持続可能な発展を、地元の党委員会、行政機関、住民が共有すべき最上位の目標であり責務だと強調しました。そのうえで、地元の党組織と行政機関、兵士、住民が一丸となり、経済的に力強く、生態系バランスが保たれ、防衛力の強いトーチャウづくりを進めていくことへの期待を示しました。

この機会に、トー・ラム書記長はトーチャウの党組織、行政機関、住民に対してホー・チ・ミン主席の像を贈呈し、第152連隊とトーチャウ国境警備隊にも贈り物を手渡しました。

また、トーチャウ寺でホー・チ・ミン主席と戦没者をしのび、線香と花を供えました。

VNA
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