ヴォー・ティ・アイン・スアン国家副主席は11月24日、国家主席府において、カオバン省の模範的な少数民族代表団と面会しました。
スアン副主席は、近年のカオバン省の社会経済面での成果を称賛し、党と国家の政策、そして地方の党組織、当局、住民の努力により、少数民族および山岳地帯の民族コミュニティ向けの政策が包括的かつ着実に実施され、地域住民の生活水準向上に寄与していると述べました。
また、こうした成果の達成には、少数民族コミュニティの中核を担い、高い信望と影響力を持つ人びとの貢献が大きく、彼らが故郷づくりにおいて党と国家を支える重要な存在になっていると強調しました。
副主席は、党と国家が長年にわたり、全国の地域、地方、民族間の発展格差の解消を優先してきたことを強調しました。そのうえで、潜在力と強みを備えるカオバン省は、引き続き困難克服と格差縮小に力を注ぎ、地域および全国の発展水準に追いつき、新たな状況のもとで党と国家から付託された任務を着実に果たしていく必要があると述べました。
副主席はまた、同省のすべての世帯が極端な気象にも耐えうる安全で堅固な住居を持ち、安定した雇用と収入を生み出す経済モデルを発展させ、持続可能な生計を確保することへの期待を示しました。また、すべての村や集落の住民が、医療、文化、教育・人材育成、治安サービスに加え、交通・通信インフラなど、現代的なサービスにアクセスできるようになることを期待すると述べました。
さらに、模範的な少数民族代表が今後も自らの文化的アイデンティティを守り、コミュニティの模範となり、党の指導方針や国家の政策・法律の遵守を促すために、広報や住民啓発の手法を革新し、貧困からの脱却と生活水準向上に努め、地方や国家の発展に歩調を合わせていくものと確信を示しました。
カオバン省の少数民族コミュニティは、清廉で強固な地方党組織や行政、政治体制の構築に積極的に参加し、新たな時期における社会経済発展を支える住民の頼もしい柱となっています。
カオバン省のクアン・ミン・クオン省党委書記(同省選出の国会代表団団長)は、副主席の時間に謝意を示し、党と国家の関心のもと、同省の党組織と各少数民族コミュニティが団結し、強い決意を持って政治・社会経済の諸任務を効果的に遂行してきたと述べました。また、省は効率的で精簡な行政機構への再編を完了し、2層制地方行政モデルの安定した運営を維持していると説明しました。
クオン書記は、副主席からの指示を受け止め、省の党組織と少数民族コミュニティが、第20回カオバン省党大会で掲げた目標と任務を必ずや実現し、党と国家指導部の期待に応え、より豊かで発展したカオバンの実現に貢献していく決意を示しました。