長い歴史と世界的な影響力を持つ「ロンリープラネット」が、世界各国の著名な旅行先とともにクイニョンを選出したことは、同市にとって意義深い評価です。クイニョンはこれまで、ベトナム中部沿岸のなだらかな山並みと静かなラグーンに抱かれた「隠れた宝石」として知られてきました。
発展途上の沿岸都市であるクイニョンは、高層ビルや大規模な統合型リゾート施設で訪問者を圧倒することはありません。その魅力は、自然、文化、そしてゆったりとした生活リズムが織りなす絶妙な調和にあります。「ロンリープラネット」は「絹のような白砂のビーチが、古代チャム族の寺院や漁村、そして豊かな食文化と出会う場所」と評しています。
市内には、ニョンハイ–ホンコー、キーコー–エオゾー、ゲインザン・ティエンサ、クーラオサインのほか、伝統的な寺やチャム塔(タップドイ、タップバインイットなど)といった有名な観光スポットが数多くあります。
市中心部以外のエリアを探索するには、バイクをレンタルしたり、ガイド付きのバイクツアーを利用して、地元住民に人気の人里離れた湾や手つかずのビーチを訪れることが推奨されています。
特に、素朴で静かな漁村でのコミュニティベースの観光は、近年、国内外の観光客の間でますます人気を集めています。代表的な例として、ニョンリー、ニョンハイ、バイセップ、ハイミンなどが挙げられます。
クイニョンの食文化も大きな魅力の一つです。地元の名物料理には、魚のすり身入り麺、エビの香ばしいパンケーキ、ホルモン入りお粥と一緒に味わう細麺、そしてシンプルながらも豊かな味わいの新鮮なシーフード料理などがあります。
クイニョンは、ダナンとニャチャンという有名な沿岸観光地のほぼ中間に位置し、鉄道、道路、水路、航空のいずれでもアクセスが容易なため、ベトナムの長い海岸線を巡る旅行者にとって理想的な立ち寄り先となっています。
「ロンリープラネット」はまた、クイニョンは一年を通じて気候が温暖で、特に12月から4月が訪問の最適期だとしています。この時期は日中の気温が22~28度で晴天が多く、降雨量も少ないため、観光やビーチ、マリンスポーツに適しています。6~8月は気温が30~34度まで上昇し、国内観光の最盛期となります。
さらに、「Best in Travel 2026」では、食、文化、冒険、自然体験など25の旅行体験が紹介されており、ベトナムとカンボジアを結ぶメコン川クルーズもその一つとして挙げられています。