同紙の旅行面「トラベラー(Traveller)」は、年末恒例企画として世界の注目旅行先を紹介しており、最新の「今訪れるべき島・ビーチリゾート14選」では、フーコック島がベトナムから唯一選出され、日本の沖縄やフランスのカップ=フェラといった著名な沿岸観光地と並びました。
記事を執筆したクレイグ・タンスリー氏は、フーコックを「アジアの新しいプーケット」と称し、ラグジュアリーリゾートからカジュアルなビーチバーまで、あらゆる旅行者のニーズに応える多様性を強調しました。「世界で2番目に美しい島にランクインしたフーコックは、東南アジアでも屈指の美しいビーチを誇りながら、タイのサムイ島旅行の約3分の1の費用で楽しめる」と、同紙は高く評価しています。
また、同紙はフーコックの150キロメートルに及ぶ海岸線を存分に満喫するためには、少なくとも1週間の滞在を推奨しています。
記事によりますと、自然の美しさや高級リゾートに加え、近年国際メディアから高く評価されているフーコック島独自のエンターテインメントが、旅行者に「最低1週間の滞在」を促す大きな要因となっています。
島南部のサン・パラダイス・ランドでは、世界最長の3線式ロープウェーでホントム島へ渡るアトラクションが目玉となっており、ロンリープラネットやCNNも「フーコックで必ず体験すべき」と紹介しています。
一方、サンセットタウンは、毎晩開催される花火ショーや「キス・オブ・ザ・シー」「シンフォニー・オブ・ザ・シー」など大規模なマルチメディアショーで国際的な注目を集めており、世界で唯一、毎晩2回の花火を打ち上げる観光地となっています。
また、フーコックはズオン・ドン・ナイトマーケット、VUI-Festバザール、サンセットバザールなど活気あふれるナイトマーケット文化や、世界唯一の「触れ合わない」橋とされるキス・ブリッジなどの象徴的なランドマークでも知られています。
フーコック島は競争力の面でも際立った強みを有しています。すべての国・地域の旅行者に対し最大30日間のビザ免除が適用されるベトナム唯一の観光地であることに加え、国際線ネットワークも拡大を続けています。ホーチミン市からわずか1時間のフライトという立地は、複数都市を巡る旅行の拠点としても理想的です。
特に、2025年11月1日に就航した島名を冠する航空会社サン・フーコック・エアウェイズの運航開始は、フーコック島の国際的なブランド認知度を大きく高めると期待されています。
フーコック島は、単に「アジアの新たなプーケット」と呼ばれる存在にとどまらず、ビーチ観光、エンターテインメント、高級リゾート分野において、地域を代表する主要観光地としての地位を着実に確立しつつあります。
卓越した自然景観、近代的なインフラ、独自性のある体験、そして先進的な観光政策を背景に、同島は「シドニー・モーニング・ヘラルド」をはじめとする国際的な有力メディアから、継続的に高い評価を受けています。
こうした評価は、フーコック島がもはや「新興の観光地」ではなく、訪れるべき、長く滞在すべき、そして再訪すべき世界的観光地として確固たる地位を築きつつあることを示しています。