写真で見るニュース:ホーチミン市の「緑の肺」カンゾー・マングローブ

ホーチミン市中心部から約50キロ離れた沿岸部に位置するカンゾーは、ホーチミン市の「緑の肺」として知られているだけでなく、エコツーリズムの旅行先としても人気が高まっています。

z3.jpg
7万5,700ヘクタール以上の広大なカンゾー・マングローブ生物圏保護区は、複雑に入り組んだ河川や水路、そして動植物の豊かな多様性で知られています。
z2.jpg
かつて戦争で甚大な被害を受けたこの森は、地元住民や青年ボランティアの献身的な努力によって再生されました。
z5.jpg
現在、カンゾーの森は見事に蘇り、130種以上の魚類、130種の鳥類、31種の希少な爬虫類、19種の哺乳類、150種を超える植物、そして数百種に及ぶ水生無脊椎動物の生息地となっています。
06-1704.jpg
カンゾーは、東海からの海水とサイゴン・ドンナイ川水系からの淡水が交わる汽水域に位置し、独特のマングローブ生態系を形成しています。
z8.jpg
自然に恵まれたカンゾー・マングローブは、イワガキ、アカガイ、ハマグリ、カニ、トビハゼなどの水産養殖にも適した環境です。マングローブ林の端からボートで15分ほど進むと、青々とした緑に囲まれたカキ養殖場に到着します。
z10.jpg
ホーチミン市の沿岸行政区であるカンゾーは、貴重なマングローブ生態系の保全と並行した海洋経済の発展に向けて大きな可能性を秘めています。
z7.jpg
カンゾーは、市民、国内観光客の短期旅行先やエコツーリズムの目的地として、人気が高まっています。
z11.jpg
ここでは、広大なマングローブに囲まれた曲がりくねった水路をボートで巡り、自然の美しさを堪能できます。また、こうした体験を通じて、かつての抵抗戦争における精鋭部隊の英雄的な活躍や、国内の重要な革命拠点の一つであった歴史的なルンサック基地についても理解を深めることができます。
z12.jpg
世界最大級のマングローブの一つであるカンゾーは、ユネスコから世界生物圏保護区に認定されています。しかし、ベトナムの人々にとってルンサックは、精鋭部隊の汗と血、そして輝かしい勝利が刻まれた、より深く神聖な意味を持つ地でもあります。
z13.jpg
2000年にユネスコの世界生物圏保護区に認定されたカンゾー・マングローブ林は、緑豊かな大自然を体感できるだけでなく、ティエンリエン島、ヴァムサット・エコツーリズムエリア、モンキーアイランドなど周辺の観光地への便利なアクセスも魅力です。
NDO
Back to top