決定によりますと、この資金はフエ市が今回の洪水被害への対応を進め、基礎インフラを復旧させ、住民の生活安定を支援するために充てられます。財務省は、提出内容の妥当性を検証し、現行の法令に基づいて手続きを実施する責任を負います。
フエ市人民委員会は、国家予算法および関連規定に従い、支援金を適正に活用し、目的および対象を明確にしたうえで使用することが求められています。また、市は資金配分の結果を財務省、農業・環境省、その他関係機関に報告し、これらの機関が取りまとめて首相に提出することとなっています。
10月22日から28日にかけて、台風フンシェンに伴う風の流れ、寒気団、上空の強い東風が重なった影響で、フエ市、ダナン市、クアンチ省、クアンガイ省など中部の複数の地域で記録的な大雨と洪水が発生しました。
これを受けて、政府および首相は各省庁や地方当局に対し、洪水被害の軽減に向けた早期かつ連携した対応を指示しました。ファム・ミン・チン首相は緊急対応を指示する通達を5回にわたって発出し、チャン・ホン・ハー副首相は関係機関との会議を開催したほか、被災地の現地視察も行いました。
10月29日、首相は決定第2400号/QD-TTgに署名し、フエ市(1,500億ドン)、クアンチ省(1,000億ドン)、クアンガイ省(1,000億ドン)の3地域に計3,500億ドンを配分し、被災者支援と生活再建を進めることを決定しました。
また、11月1日付の決定第2427号/QD-TTgにより、ダナン市には緊急復旧および洪水被災者支援のために1,000億ドンの拠出が決まっています。