開会の挨拶で、文化・スポーツ・観光省のタ・クアン・ドン副大臣は、この映画祭が優れた作品を称える場であると同時に、ベトナム映画界の創造的才能に敬意を表する、全国を代表する映画イベントとしての地位を確立してきたと強調しました。
「ベトナム映画 ー 持続可能な発展と新時代における国際社会への参画」をテーマに掲げた今年の映画祭は、優れた映画作品を紹介するだけでなく、映画製作者、出演者、観客が2023~2025年期におけるベトナム映画の発展を振り返る場にもなります。
映画祭は11月25日まで開催され、長編映画、ドキュメンタリー、科学映画、アニメーションなど多彩なジャンルから計144作品が上映されます。
従来の作品・個人表彰に加え、今年は「2023年から2025年にかけて最も多くのベトナム映画を配給した配給会社」に対する文化・スポーツ・観光大臣からの表彰プログラムが新設されました。また、ベトナム映画の発展と普及に顕著な貢献をした国内外の関係者の表彰も行われます。
開会式では、ホーチミン市がユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)の映画分野メンバーとして認定されたことも紹介されました。
この認定は、同市が文化産業の発展、芸術的創造性の育成、インフラや映画製作環境への投資に継続的に取り組んできた成果を示すものです。また、ホーチミン市が映画分野で地域を代表する拠点へと成長する潜在力を持つことを裏付けるものでもあります。
NDO