映画「赤い雨」アカデミー賞出品資格を持つ86作品に選出

アメリカの映画芸術科学アカデミーが選出したアカデミー賞出品資格を持つ外国映画86作品の中に、ベトナムを代表する映画「赤い雨(Mua do)」が含まれていると、ハリウッド・リポーターが報じました。

「赤い雨」の一場面(写真:ギャラクシー・スタジオ)
「赤い雨」の一場面(写真:ギャラクシー・スタジオ)

映画 「赤い雨」は人民軍映画スタジオが製作し、功労芸術家ダン・タイ・フエン氏が監督を務めた作品です。ドー・ニャット・ホアン氏、レー・ハー・アイン氏、グエン・ディン・カイン氏、ラム・タイン・ニャー氏、フア・ヴィ・ヴァン氏、スティーブン・グエン氏、レー・ホアン・ロン氏ら多くの俳優が出演しています。

本作は、歴史的な81日間にわたりクアンチ古城で勇敢かつ不屈の戦いを繰り広げたK3タムソン第1分隊の兵士たちの姿を描いています。

「赤い雨」は公開直後から大きな反響を呼び、初公開から24時間で興行収入が300億ドンを突破しました。1か月足らずで興収は7,000億ドンを超え、記録的な数字となり、ベトナム映画史上最高の興行収入を上げた劇場映画であり、歴史映画や抗戦映画としても過去最高の興収を達成しました。

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「赤い雨」はTV360で無料公開開始後、24時間で100万回再生を達成した。

劇場公開を終えた後も、「赤い雨」 は Viettel の配信プラットフォーム「TV360」で広く公開され、配信開始からわずか24時間で100万回以上の視聴を記録するなど、大きな注目を集め続けています。

これは、国内外の幅広い視聴者、特に遠隔地や山間部、島しょ地域の人々にも作品を届け、作品の価値と意義を広く発信するという制作側の目標にも合致しています。

「赤い雨」はまた、ベトナム映画祭2025を記念する映画週間の一環として、全国各地で無料上映も行われています。

9月30日、文化・スポーツ・観光省は決定第3479/QD-BVHTTDL号を発出し、「赤い雨」をアメリカ映画芸術科学アカデミーが主催する第98回アカデミー賞国際長編映画賞部門の予備選考にエントリーしました。

アメリカ映画芸術科学アカデミーの発表によりますと、国際長編映画賞部門のショートリストは12月16日に公表される予定です。

NDO
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