この試合は、両チームがそれぞれのグループリーグを全勝で突破してきたことから、キム・サンシク監督率いるチームにとって厳しい一戦になると見られていました。
特にフィリピンは、準決勝に入るまで無失点を維持していた唯一のチームでした。一方、ベトナムも大会を通じてわずか1失点と、堅固な守備力を誇っていました。
試合序盤、フィリピンは前線からの激しいプレッシングで主導権を握り、ロングボールを多用して圧力をかけました。しかし、ベトナムの守備陣は粘り強く対応し、ゴールキーパーのチャン・チュン・キエン選手が幾度も好セーブを見せました。
前半終盤にかけて、ベトナムはサイドのスピードと幅を活かし、徐々に試合の流れを掴み始めました。いくつかの好機を作り出したものの、前半は両チーム無得点のまま終了しました。
後半に入ると、ベトナムはテンポを上げ、キム監督は積極的な選手交代で前線を活性化させました。フィリピンもカウンターで応戦し、66分にはヘディングシュートがポストをかすめる場面もありました。
終盤に入ると、ベトナムの粘りが実を結びました。88分、レー・ヴァン・トゥアンが高い打点のヘディングで先制点を挙げると、アディショナルタイムにはグエン・タイン・ニャンが直接フリーキックを決め、勝利を確実なものとしました。
この勝利により、U-22ベトナム代表は第33回SEAゲームズ男子サッカー決勝へと駒を進め、金メダル獲得への望みをつなぎました。決勝戦は12月18日に行われます。
VNA