AMMDMは、ASEAN域内における防災協力に関する閣僚級の最重要年次会合であり、ベトナム農業・環境省の2025年対外活動アジェンダの一つとなっています。今年の会合では、AADMER枠組みの下で進められている地域イニシアティブや協力プログラムの実施状況を確認するとともに、深刻化する気候変動の影響を踏まえた災害対応能力の強化方針について議論が交わされました。また、ASEAN加盟国が連帯を強化し、経験を共有し、地域および世界における災害リスク管理分野でのASEANの先導的役割を再確認する機会ともなりました。
会合で発言したベトナム農業・環境省のグエン・ホアン・ヒエップ副大臣は、気候変動の影響により、域内の自然災害がますます複雑かつ予測困難になっていると指摘しました。7月下旬から10月初旬にかけて、ベトナムは3つの台風ウィパー、ブアロイ、マットゥモの連続的な襲来と、その影響による深刻な洪水被害に見舞われ、多くの人命や財産、インフラが甚大な被害を受けました。ヒエップ副大臣は、これらの災害からの復旧に際し、ASEAN加盟国政府と国民、ASEAN事務局、ASEAN人道支援調整センター(AHAセンター)からの迅速な支援と連帯に対し、心からの感謝の意を表しました。
10月15日と16日には、マレーシアのDELSA地域備蓄庫から2回にわたり救援物資がハノイに輸送され、その後、最も被害の大きかった省の一つであるカオバン省に配布されました。この支援は、「One ASEAN, One Response(ひとつのASEAN、ひとつの対応)」という地域のリーダーたちが一貫して確認してきた精神を示すものです。
「AADMER実施20周年:災害レジリエンスにおけるグローバルリーダーシップへのASEANのビジョン」をテーマに掲げた今年の会合は、約20年にわたる協力の節目を迎え、災害対応とリスク軽減分野でのグローバルリーダーシップというASEANのビジョンを反映しています。団結・公平な協力・相互尊重・利益の共有を通じて、ASEAN諸国はレジリエンスを高め、気候変動や自然災害の課題を克服し、持続可能な発展と地域全体の共通繁栄に向けて前進する十分な能力を有しています。