ベトナム国家地雷対策センター(VNMAC)は10月21日、ハノイで会議を開催し、戦争で残された地雷や不発弾を国内から一掃するため、国際的な支援と協力を呼びかけました。
この会議は、政府機関の意識と責任を高めるとともに、国際協力や支援国との連携を強化する重要な場となりました。特に、ベトナムと包括的戦略的パートナーシップを結んでいる13か国との協力拡大が重視されました。
ベトナムは、2010年から2025年までの「不発弾処理国家行動計画(プログラム504)」の下で、地雷除去分野における国際的な連携と経験共有を拡大してきました。これまでに、アメリカ、日本、韓国、ノルウェー、イギリス、フランス、オランダ、カナダ、ドイツ各国政府と協力関係を築いています。また、国連開発計画(UNDP)や国連地雷対策サービス部(UNMAS)をはじめとする国際機関や非政府組織も、専門知識や資金面で大きな支援を行っています。
また、ベトナムはジュネーブ人道地雷除去国際センター(GICHD)やASEAN地域地雷対策センター(ARMAC)など、国際的な地雷対策機関との連携も強化しています。さらに、各国大使館やNGOとの協力を通じて覚書を締結し、制度的な能力の強化や国際的な資金支援の確保にもつなげています。
2020年から2025年にかけて、VNMACと地方当局は計44件の事業を展開し、約1億3,850万米ドルの支援を確保しました。このうち、VNMACが10件を実施し、クアンチ省が30件、フエ市が4件の事業を担当しています。
2023年から2024年にかけては、73,198ヘクタールの土地で地雷や不発弾の除去が行われました。このうち、軍が59,310ヘクタール、VNMACと支援国が13,888ヘクタールを処理しました。
会議の議長を務めたホアン・スアン・チエン上級中将(国防副大臣、戦後不発弾・有害化学物質被害対策国家指導委員会(委員会701)常設事務局長)は、VNMACおよび関係機関に対し、科学的根拠に基づき、現場の実情に即した新たな国家地雷対策計画を策定するよう指示しました。
チエン上級中将は、戦後の地雷・不発弾被害克服に関する条例や関連する法的枠組み、各種プロジェクトの早期策定を呼びかけ、国内外のさらなる参画を促しました。さらに、国際機関、企業、団体、個人に対し、ベトナムの地雷除去と復旧作業を加速させるため、引き続き支援をお願いしたいと訴えました。
この機会に、韓国国際協力団(KOICA)ベトナム事務局およびピースツリーズ・ベトナム(PTVN)が、ベトナム国家主席から名誉ある友好勲章を授与されました。さらに、3つの国際機関、19の団体、7人の個人が、2006年から2022年にかけての地雷除去活動への功績により首相から表彰を受けました。