ベトナム UNCTAD第16回会合で3つの政策提言

ベトナムのグエン・ミン・ハン外務副大臣は、10月21日にジュネーブで開かれた第16回国連貿易開発会議(UNCTAD16)の一般討論で発言し、包摂的で持続可能かつ強靱な経済移行を促進するための3つの主要な政策提言を行いました。

グエン・ミン・ハン副外相(赤色ジャケット)がUNCTAD第16回会合に出席(写真:VNA)
グエン・ミン・ハン副外相(赤色ジャケット)がUNCTAD第16回会合に出席(写真:VNA)

まずハン外務副大臣は、現在進行している大きな変化に対応し、開放性、公平性、包摂性を備えた国際貿易および金融機関の改革を進めるとともに、途上国の声を反映させるために、国際的な協力を一層強化する必要があると強調しました。

次に、途上国の自立性を高めるためには、金融および技術支援の強化、ジェンダー平等の推進、中小企業のグローバル・バリューチェーンへの参画拡大が不可欠であると指摘しました。

さらに、副大臣は、グリーン経済とデジタル経済に焦点を当てた「二重の移行」を推進するための共同努力を呼びかけ、貿易と投資を活用して排出削減、循環型経済、イノベーションを促進しつつ、途上国にとって障壁とならない包摂的な持続可能性基準の確立を訴えました。

ハン副大臣は、世界的な経済・技術・地政学的な大きな変動の中で、ベトナム経済が強い回復力を示し、地域・世界でもトップクラスとなる約8%の成長率を維持していることを強調しました。ベトナムは引き続き改革を推進し、法制度の強化、民間セクターの支援、科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーションの促進、国際統合の深化に取り組んでいく方針です。

会合では、多くの国が、持続可能な貿易政策の策定、責任ある投資の誘致、技術移転の促進、そして債務を開発のための手段へと転換する支援において、UNCTADが果たす中心的な役割を強調しました。各国はまた、多国間システムの改革と調整の強化を求め、世界貿易を平和、繁栄、そして持続可能な発展の真の原動力とするための具体的な行動を取る必要があると呼びかけました。

UNCTAD会合の枠組みの中で、ハン副大臣はオマーンのカイス・ビン・モハメド・アルユセフ商工業・投資促進大臣、ブータンのナムギャル・ドルジ産業・商業・雇用大臣、スイスのアレクサンドル・ファセル外務次官、オランダのスティーブン・コレット国際協力担当副総局長、世界経済フォーラム(WEF)のステファン・メルゲンタラー常務理事と個別会談を行いました。会談で各国代表は、ベトナムの著しい発展を高く評価し、気候変動対策、グリーン転換の推進、テクノロジーやイノベーションといった新たな成長分野への貢献を称賛しました。また、イノベーション、グリーンファイナンス、知的財産、そしてベトナムにおける国際金融センター構築の経験共有など、共通の関心分野での対話と協力を一層強化していくことで一致しました。

ハン副大臣は二国間関係の重要性を強調し、ベトナムのデジタルトランスフォーメーション推進、科学技術の応用、災害対応・気候変動適応能力の強化に向けた経験共有と専門家支援の継続を要請しました。

また、スイスに対し、教育、イノベーション、科学技術、そしてホーチミン市やダナンにおける国際金融センターの構築など、スイスが国際的に強みを持つ分野に重点を置きながら、ベトナムの新たな発展段階に引き続き寄り添い、支援を続けるよう呼びかけました。

オマーンの商工業・投資促進大臣との会談で、ハン副大臣は、オマーンによる対ベトナム投資の拡大を促すとともに、ベトナムと湾岸協力会議諸国との自由貿易協定交渉の開始を支持し、両国経済委員会の早期開催に向けて協力するよう呼びかけました。

また、ブータンの産業・商業・雇用相との会談では、双方が今年8月に行われたブータン国王王妃両陛下のベトナム訪問の成果を具体的に実施するための方策について協議しました。両者は今後、貿易交流、観光協力、文化的交流、そして人的つながりの強化を一層進めていくことで一致しました。

オランダの国際協力担当副総局長との会談では、両国関係をより実質的かつ効果的に深化させる方策の継続的な模索を提案しました。また、オランダに対し、EU・ベトナム投資保護協定(EVIPA)の早期批准と、違法・無報告・無規制(IUU)漁業に関するEUの「イエローカード」警告の解除をEUに働きかけるよう求めました。

WEF常務理事との会談では、11月にホーチミン市で開催予定のWEF秋季経済フォーラムの準備におけるWEFの協力を歓迎し、高く評価しました。引き続き、科学・イノベーション主導型経済の推進、民間セクターの発展、スマート生産の推進、そして質の高い投資の誘致に向けた協力を要請しました。

VNA
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