訪問中、トー・ラム書記長はストゥブ大統領と会談し、両国間の協力文書の署名式に立ち会いました。また、ペッテリ・オルポ首相、フィンランド共産党のティーナ・サンドバーグ党首、パウラ・リシッコ第一副議長、フィンランドの有力企業の代表者、フィンランド・ベトナム友好協会の代表者らと会談しました。さらに、ベトナム大使館とヘルシンキ市が共催した特別コンサートに出席したほか、フィンランドのノキア本社にあるエグゼクティブ・エクスペリエンス・センターやアールト大学を訪問し、ベトナム人留学生とも交流しました。
今回の訪問は大きな成果を収め、両国は戦略的パートナーシップの樹立に関する共同声明を発表しました。このパートナーシップは、信頼・平等・相互尊重に基づく52年にわたる友好と多面的な協力を土台とし、両国民の利益のために二国間および多国間の関係をさらに深化させることを目的としています。また、国連憲章および国際法、そして主権・領土の一体性・内政不干渉の原則に則り、平和・安定・繁栄の促進を目指しています。
両国は、政治協力と相互理解を一層強化するため、党・国家・政府・国会および地方レベルを含むあらゆるチャンネルを通じて、ハイレベル交流や接触をさらに拡大していくことで一致しました。また、両国は、地域および国際問題に関する年次戦略協議メカニズムを設立し、伝統的および非伝統的な安全保障上の課題への対応や、防衛・公安分野を含む二国間関係の協力活動の進捗確認と見直しを行うことで合意しました。両国はさらに、多国間主義の擁護、紛争の平和的解決、国際法の遵守を支持する国際・地域機関において、緊密に協力していくことを強調しました。
主な協力分野は、政治・外交協力、経済・貿易・投資、科学技術・イノベーション・デジタル変革、教育・人材育成・労働・開発、農業・環境・エネルギー・インフラ・交通、そして友好関係と相互理解を深める人的交流など多岐にわたります。
今回の公式訪問は、両国が1973年の国交樹立から50周年を迎える節目の年に行われたものであり、両国関係の持続的な発展に向けた新たな一歩となります。両国にとって、これまでの協力の成果を振り返り、今後の協力の大きな方向性を示すとともに、伝統的な友好関係と多面的な協力をさらに発展させる新たな原動力を生み出す重要な機会となりました。