南アフリカ国家元首によるベトナム訪問は約20年ぶりとなり、両国関係をより深く、実質的に発展させる歴史的な節目となることが期待されています。
両国の国歌が演奏された後、両首脳はベトナム人民軍の儀仗隊を閲兵しました。
ベトナムと南アフリカは、1993年12月22日に正式に外交関係を樹立しましたが、その協力関係は1960年代にまでさかのぼります。過去30年間にわたり、党、国家、そして民間レベルで関係が着実に発展してきました。南アフリカは、ベトナムと「協力と発展のためのパートナーシップ」を締結した最初のアフリカの国であり、これは包括的パートナーシップに相当する関係です。
両国は、定期的なハイレベル交流や多分野にわたる協力を通じて、強固な政治的・外交的連携を維持しており、相互理解と友好関係の深化に寄与しています。また、国際機関や多国間フォーラムにおいても引き続き相互支援を行っています。
経済協力の面では、南アフリカはベトナムにとってアフリカ最大の貿易・輸出相手国となっており、二国間貿易額は2007年の1億9200万米ドルから2024年には17億2000万米ドルへと増加しました。両国は、新エネルギーやグリーンエネルギー、気候ファイナンス、デジタル貿易、銀行、科学技術、イノベーション、観光などの分野で協力を拡大する大きな可能性があるとみています。
現在、鉱物資源の探査、裾野産業、石油・ガスサービス、再生可能エネルギー、水産業など、双方が強みを持つ分野での市場アクセスの促進や協力強化に向けた協議が進められています。
ラマポーザ大統領の今回の訪問は、ベトナムと南アフリカの関係をさらに前進させる重要な一歩とみなされており、両国が互いの関係を重視し、パートナーシップを一段と高めようとする強い決意を示すものです。また、この訪問は、これまでの協力関係を振り返り、新たな協力分野を特定し、経済・貿易・投資関係の今後の方向性を見定める機会にもなっています。
歓迎式典の後、ルオン・クオン国家主席とラマポーザ大統領は個別会談を行い、その後、二国間協力の成果を評価し、今後の協力方針について協議する公式会談を行いました。