ベトナムとカンボジア 国境防衛友好交流を開催

国防大臣のファン・ヴァン・ザン大将は11月14日、モックバイ国際国境検問所にて、171号国境標識への敬礼および塗装の儀式を執り行いました。これは、カンボジア・スヴァイリエン州バヴェット市で開催される第2回ベトナム・カンボジア国境防衛友好交流の活動開始を記念するものです。

ベトナム国防大臣のファン・ヴァン・ザン大将と、カンボジア副首相兼国防大臣のティア・セイハー大将が、バヴェット国際検問所の友好記念植樹エリアで記念写真を撮った。(写真:VNA)
ベトナム国防大臣のファン・ヴァン・ザン大将と、カンボジア副首相兼国防大臣のティア・セイハー大将が、バヴェット国際検問所の友好記念植樹エリアで記念写真を撮った。(写真:VNA)

その後、ベトナム国防省の高官代表団は国境検問所を通過し、同交流の各種活動に参加しました。

交流の一環として、スヴァイリエン州スヴァイティアップ郡におけるサン・ソヴァン小学校建設の起工式が行われました。このプロジェクトは3万平方メートルの敷地に7棟の建物を建設するもので、全額をベトナム国防省が負担します。この地域は誇り高い革命の伝統を持ち、ベトナムとカンボジアの関係史において特別な意義を持っています。

式典で発言したザン国防相は、このプロジェクトがベトナムとカンボジアの長年にわたる友好と連帯の生きた象徴であると強調しました。また、両国の国防省および軍隊が教育、特に若い世代に深い関心を寄せていることを示していると述べました。

ザン国防相は、完成後の同校が生徒たちの知識と夢を育む場となるだけでなく、両国軍および両国民の間に長く続く友情の架け橋となることへの期待を示しました。

同日、代表団はスヴァイリエン州憲兵司令部本部も訪問しました。

会合で発言したカンボジアのティア・セイハー副首相兼国防大臣は、近年、両国政府および軍隊が国防や関連分野で緊密な協力と相互支援を続けており、カンボジアの急速な発展に大きく貢献していると強調しました。

両国の高官は、包括的戦略的パートナーシップに基づき、両国民の共通利益のために協力をさらに強化・拡大していくことで一致しました。

ティア・セイハー国防相は、2025年は両国間の国防協力が大きく進展していると述べ、代表団の交流や人材育成活動、共同救助・災害対応訓練、カンボジア・ラオス・ベトナム三国間の交流などを挙げました。これらの活動は信頼を強化し、共通の安全保障ビジョンを推進し、地域の平和と安定を支える持続可能な軍事協力の構築に寄与するものだと評価しました。

また、第2回ベトナム・カンボジア国境防衛友好交流の成果を高く評価し、同交流の活動が両国の国防協力の深化に貢献したと述べました。

ティア・セイハー国防相はまた、カンボジアが今後もベトナムと緊密に連携し、定例の国境警備会議、共同軍事医療訓練、若手将校の交流を継続していくと表明しました。こうした活動を通じて、若い世代や両国民が相互理解と連帯を深め、カンボジア・ベトナム友好の発展に寄与するための環境を整えていくと述べました。

VNA
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