ベトナム首相 クウェート前首相を表敬訪問

公式訪問中のクウェートにおいて、ファム・ミン・チン首相は現地時間11月17日夜、クウェートの元首相ナーセル・アル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ氏の私邸を訪問しました。同氏はこれまで数十年にわたり、ベトナムとクウェートの関係強化と発展に大きく貢献してきました。

ファム・ミン・チン首相(左)は、現地時間11月17日夜、クウェートの元首相ナーセル・アル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ氏の私邸を表敬訪問した。(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相(左)は、現地時間11月17日夜、クウェートの元首相ナーセル・アル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ氏の私邸を表敬訪問した。(写真:VNA)

チン首相は、再びベトナムの良き友人であるナーセル元首相と会談できたことを喜び、同氏がこれまでベトナムに寄せてきた温かい思いと真摯な支援を高く評価しました。

チン首相は、2007年5月にナーセル元首相がベトナムを歴史的に訪問したことを感慨深く振り返り、この訪問が現在のベトナム・クウェート関係、特にギーソン製油・石油化学コンプレックスプロジェクトを含む両国の協力に重要な転機をもたらしたと述べました。

政府指導者として、チン首相は、両国が地域における経済、投資、開発の主要なパートナーとなる上で、ナーセル元首相が果たした先駆的な役割と献身を忘れることはないと強調しました。

この機会に、チン首相はナーセル元首相に対し、近年のベトナムの顕著な発展成果について説明しました。

また、現在のベトナムは新たな能力と地位を備えており、クウェートの経済多角化戦略において、エネルギー、産業、サプライチェーン、投資、金融などの分野で、信頼できる持続可能なパートナーとなる用意があると表明しました。

さらに、新たに樹立された戦略的パートナーシップが今後さらに進展し、ナーセル元首相が築いた貴重な遺産を継承し、発展させていくとの確信を示しました。

ファム・ミン・チン首相と夫人のレー・ティ・ビック・チャン氏が、クウェートのナーセル・アル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ元首相と会談した。(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相と夫人のレー・ティ・ビック・チャン氏が、クウェートのナーセル・アル・ムハンマド・アル・アフマド・アル・サバーハ元首相と会談した。(写真:VNA)

ナーセル元首相は、クウェートとその国民にとっての「良き友人」であり「兄弟」とも言うべきチン首相を迎えることができた喜びを述べるとともに、「偉大なことを成し遂げてきた国」であるベトナムへの敬意を表し、特に一生を民族解放のために捧げたホー・チ・ミン主席を挙げて称賛しました。

また、近年のベトナムの重要な成果を祝福し、決意と困難を恐れない精神を基盤に、ベトナム国民が20世紀のあらゆる困難と試練を乗り越え、21世紀には「奇跡」を生み出し、アジアの政治・経済両面で役割と影響力を持つ国となったと述べました。

ナーセル元首相は、クウェート国民が困難な時期にベトナムが常に公平な立場を貫き、正義を支持したことを常に忘れないと強調しました。さらに、クウェート指導部がベトナムとの協力、特に食料安全保障の確保に向けた長期的かつ具体的な戦略を打ち出していることを明らかにしました。

元首相は、今後もいかなる立場にあっても、両国国民の利益、そして地域の平和・協力・発展のために、常にベトナムとクウェートの関係を支え、発展させていくと述べました。

VNA
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