ファム・ミン・チン首相と夫人 アルジェリア公式訪問を開始

ファム・ミン・チン首相と夫人、およびベトナムの高官代表団は、アルジェリアのシフィ・グリエブ首相の招待を受け、現地時間11月18日午後、ウアリ・ブーメディアン空港国際空港に到着し、3日間の公式訪問を開始しました。

ウアリ・ブーメディアン空港で歓迎を受けるファム・ミン・チン首相と夫人(写真:VGP)
ウアリ・ブーメディアン空港で歓迎を受けるファム・ミン・チン首相と夫人(写真:VGP)

今回のアルジェリア訪問は、ベトナムの首相による10年ぶりの公式訪問となります。シフィ・グリエブ首相は、チン首相と首相夫人、ベトナム代表団を自ら出迎え、飛行機のタラップ下で花束を贈呈しました。

シフィ・グリエブ首相は、ウアリ・ブーメディアン空港にて、ベトナム首脳と随行団の公式歓迎式典を主宰しました。

地理的に遠く離れているものの、ベトナムとアルジェリアは、両国が国家独立を目指して闘った時代から続く長い友好関係を築いてきました。これまで60年間にわたり、両国の伝統的な友好関係は、さまざまな分野で絶えず強化・拡大されています。

二国間の政治・外交関係は依然として強固であり、ハイレベルの代表団の定期的な交流によって支えられています。現在、アルジェリアはベトナムにとってアフリカにおける主要な貿易相手国の一つです。

投資協力の分野では、ベトナムとアルジェリアの大手企業による石油・ガスの探査・生産に関する共同プロジェクトが最も注目されています。

防衛・安全保障分野での協力も維持されており、文化やスポーツ分野での連携も積極的に強化されています。アルジェリア国内では、数百のベトナム武道クラブが数十の県や都市で活動しており、数万人の愛好者がいます。アルジェリア在住のベトナム人コミュニティは現在約2,000人です。

両国は、それぞれが地域市場への進出の玄関口となり得るなどの大きな潜在力を有しているものの、地理的な距離が障壁となり、特にエネルギー、石油・ガス、農業、鉱業、食品加工、製造業など、両国が補完的な強みを持つ分野での貿易・投資が十分に発展していないのが現状です。

チン首相の今回の訪問は、二国間協力を新たな高みに引き上げ、活力に満ちた包括的なパートナーシップの新時代を切り開くことが期待されています。この訪問は、政治的信頼の強化、経済・貿易・投資協力の促進、そして新たな発展段階における両国民の交流の深化に寄与すると見込まれています。

VNA
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