アラビア語で「マカム・エシャヒード」として知られるこの慰霊碑は、1982年にアルジェリア独立20周年を記念し、国家の自由のために命を捧げた人々を称えるために建立された国の象徴的建造物です。
国立退役軍人博物館には、先史時代から現代に至るまでのアルジェリアの軍事史を示す約8,000点の遺物や資料が保存されています。特に注目されるのは、アルジェリア革命政府をいち早く承認した国々の一覧が展示されており、その中にはベトナムも含まれている点です。また、博物館にはベトナムの民族解放闘争や両国の関係に関する多くの展示もあります。
博物館を視察したチン首相は、地理的には離れていながらも、ベトナムとアルジェリアには多くの共通点があり、特に独立を求めた闘争において類似性が大きいと指摘しました。同首相は、両国が伝統的な友好と連帯を共有していると述べ、この精神を新時代の国づくりに生かしていくよう呼びかけました。
博物館では、チン首相は「ディエンビエンフー」アラビア語版の刊行式にも出席しました。同書は、1954年5月7日のディエンビエンフー作戦を指揮したヴォー・グエン・ザップ将軍が著したもので、この勝利はフランス植民地支配に対する抵抗戦争における、ベトナムの党、軍、国民全体の栄光の節目として歴史に刻まれています。
この書籍はこれまでに何度も再版されており、その都度ザップ大将自身が内容を修正・加筆してきました。最新のベトナム語版は2024年に出版され、今回発刊されたアラビア語版には、ザップ将軍の息子ヴォー・ホン・ナム氏が収集したディエンビエンフー作戦に関する追加記事や歴史資料が盛り込まれています。
アルジェリアでのアラビア語版の出版と流通は、両国民が独立と国家主権を求めて共に闘った歴史に根ざした、互いへの深い敬意と温かい絆を象徴するものです。