ベトナム党書記長 チェコ上院議長と会談

ベトナムのトー・ラム書記長は11月21日、ハノイでチェコ共和国議会上院のミロシュ・ヴィストゥルチル議長の表敬訪問を受けました。

会談の様子(写真:NDO)
会談の様子(写真:NDO)

トー・ラム書記長は、近年の二国間関係の前向きな発展に満足の意を示す一方で、現在20億ドル規模の二国間貿易は依然として小さく、両国の潜在力や強み、良好な政治関係に見合う水準には達していないと指摘しました。

書記長は、両国が競合しない、多様で知名度の高い輸出品目を有していることを踏まえ、今後数年で二国間貿易額を50億ドルに引き上げるため、双方が貿易促進活動を強化すべきだと述べました。また、双方が互いの市場をヨーロッパおよび東南アジアへの“ゲートウェイ”として活用し、戦略的自立性を高め、市場と供給源を多様化し、グローバルなサプライチェーンとバリューチェーンへの参画を深めていく必要性を強調しました。

また、ベトナム国会のチャン・タイン・マン議長とヴィストルチル上院議長との会談を高く評価し、両国議会が引き続き緊密に連携し、両国の共通利益に沿った二国間協力促進のための法的枠組みと有利な条件を整備することへの期待を表明しました。

さらに、あらゆるレベルでの代表団交流や、党、国家、政府、議会、地方行政機関、国民同士のチャネルを通じた交流の強化、国際機関や多国間フォーラムでの協調と相互支援の強化、経済、貿易、投資、防衛・安全保障、科学技術、教育・人材育成、文化、観光分野での協力推進を提案しました。また、クリーンエネルギー、再生可能エネルギー、デジタルトランスフォーメーションといった新分野での協力拡大の重要性も強調しました。

ヴィストゥルチル上院議長は、書記長が示した協力の方向性に強く賛同すると述べ、自身およびチェコ上院として、ベトナム国会と緊密に連携し、チェコ政府や関係機関が、相互尊重に基づく伝統的友好と互恵協力を推進することを後押ししていくと強調しました。こうした精神の下、チェコ上院は、EU・ベトナム投資保護協定(EVIPA)について、未批准のEU加盟国に早期批准を働きかける用意があると述べました。

双方は、ベトナムとチェコが二国間関係を一層発展させるための貴重な資産を有していると指摘しました。具体的には、両国民が共有する温かく誠実な友好感情、チェコ国内でベトナム系コミュニティが少数民族として認定されていること、チェコで研修を受けた数万人規模のベトナム人専門家・技術者の存在、そしてチェコ語を理解できるベトナム人がおよそ30万人に上ることなどです。

また、ベトナムとチェコの戦略的パートナーシップの実質化に向けた行動計画の策定と実施を加速し、両国の潜在力と強みを、両国民の願いや利益にかなう具体的で実効性のある協力プロジェクトへと結び付けていくことで一致しました。

ヴィストゥルチル上院議長は、チェコ国内のベトナム系コミュニティが果たしている積極的な役割と貢献を高く評価し、今後も彼らが安定的かつ長期的に生活し、学び、働けるよう、引き続き良好な環境を整えていくと述べました。

また、国際法に則った平和的手段による紛争解決、両地域および世界の平和・安定・発展への支持を表明し、東海問題に関するベトナムの立場を支持する考えも示しました。

VNA
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