韓国国会議長がニンビン省訪問 協力拡大の重要性を強調

韓国のウ・ウォンシク国会議長とシン・ギョンヘ夫人は、11月22日にニンビン省を訪問しました。今回の訪問は、3日間にわたる国会議長夫妻のベトナム公式訪問の一環として行われました。

韓国のウ・ウォンシク国会議長(左)とニンビン省党委員会のダン・スアン・フォン書記(写真:VNA)
韓国のウ・ウォンシク国会議長(左)とニンビン省党委員会のダン・スアン・フォン書記(写真:VNA)

韓国からの来賓を迎えたニンビン省党委員会書記のダン・スアン・フォン氏は、同省の発展に向けた基本方針について説明しました。フォン書記は、2025年から2030年にかけて、ニンビン省はその潜在力と優位性を最大限に活用し、新たな発展モデルのもとで飛躍的な成長を目指すと述べました。韓国は引き続きニンビン省の主要な投資パートナーの一つであり、現在、総額26億9,000万ドルの218件のプロジェクトを実施しており、これは同省の外国直接投資(FDI)全体の約18.76%を占めているということです。

対外関係において、ニンビン省は韓国のアサン市、キョンギ道、チェチョン市、トンドゥチョン市など複数の地方行政機関と二国間協力関係を築いてきました。これらのパートナーシップは、多分野にわたる交流と協力の拡大に向けた重要な基盤となっているとフォン書記は強調しました。

フォン書記はまた、アサン市とのハイテク農業開発研修プログラムにおける協力を紹介しました。この取り組みにより、地方幹部、企業、農業者が意識、管理能力、生産技術の向上を図ることができたと述べました。

フォン書記は、過去5年間で、韓国国会議長が率いる韓国代表団が3回ニンビン省を訪問したことにも触れ、これらの訪問がベトナムと韓国の関係におけるニンビン省の存在感を高め、さまざまな分野でのより深い協力の新たな機会を開いたと述べました。そして、今後も韓国がハイテク産業、グリーン製造、観光、文化分野への韓国投資誘致において同省への支援を続けることに期待を示しました。

これに対し、ウ・ウォンシク国会議長は、ニンビン省が韓国の複数の地方行政区との協力を通じて韓国と緊密な関係を築いていると強調しました。ニンビン省は、両国の協力を推進する上で重要な役割を果たしていると述べました。

ウ・ウォンシク国会議長は、ニンビン省のヒュンダイ・タインコン・ベトナム自動車製造会社を視察した。(写真:VNA)
ウ・ウォンシク国会議長は、ニンビン省のヒュンダイ・タインコン・ベトナム自動車製造会社を視察した。(写真:VNA)

ウ国会議長は、ニンビン省が多くの韓国投資家を誘致し、自動車の裾野産業を含む主要産業製品の発展に貢献していると述べました。タインコングループ傘下のヒュンダイ・タインコン・ベトナム自動車製造会社は、両国の成功した協力の代表例であると述べ、今後もより多くの韓国企業が同省への投資を行うよう働きかけることを約束しました。

また、ニンビン省で事業を展開する韓国企業が、今後も地方行政機関からの強力な支援と有利な条件を受けられるよう期待を表明しました。さらに、韓国人観光客の正当な権利保護と安全・利便性確保のため、領事協力のさらなる強化を提案しました。加えて、両国民の相互理解と友好を深めるため、人的・文化交流の拡大も呼びかけました。

今回のニンビン省訪問で、ウ国会議長と随行団は、ザンカウ工業団地内のヒュンダイ・タインコン・ベトナム自動車製造会社およびチャンアン生態観光区を視察しました。

VNA
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