首相 G20サミットに合わせ各国首脳・国際機関代表者と会談

ベトナムのファム・ミン・チン首相は11月22日、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催されたG20サミットに合わせ、各国首脳および国際機関の代表者らと会談しました。

ベトナムのファム・ミン・チン首相(右)は、カナダのマーク・カーニー首相と会談した。(写真:VNA)
ベトナムのファム・ミン・チン首相(右)は、カナダのマーク・カーニー首相と会談した。(写真:VNA)

ファム・ミン・チン首相は、カナダのマーク・カーニー首相との再会談で、近年、二国間関係があらゆる分野で前向きに発展していることを高く評価し、今後、より実質的で効果的な協力を進めるための有利な条件が整いつつあると述べました。

チン首相は、経済、貿易、投資、科学技術分野での協力を二国間関係の重要な柱とし、両国経済の補完性およびCPTPP協定加盟国としての利点を効果的に活用したいとの意向を示しました。また、カナダに対し、ベトナム産品の市場アクセス拡大や、投資促進、サプライチェーンの持続的かつ互恵的な連携の強化を提案しました。

カーニー首相は、カナダが常にベトナムをインド太平洋地域の重要なパートナーと見なしていると強調しました。チン首相の協力提案に賛同し、合意済みの協力内容を推進するため緊密に連携し、ベトナム・カナダ包括的パートナーシップをより実質的に発展させ、新たな高みを目指すことを提案しました。

この機会に、チン首相はカーニー首相に早期にベトナムを訪問するよう招待し、カナダ首相はこれを快く受け入れました。

アフリカ連合(AU)2025年議長であるアンゴラのジョアン・ロウレンソ大統領との会談で、チン首相は、トー・ラム書記長、ルオン・クオン国家主席および他のベトナム指導者からの挨拶を大統領に伝えました。

チン首相は、ベトナムが伝統的かつ友好的な関係を常に重視し、アンゴラを含むアフリカ諸国との協力強化を望んでいると強調しました。特に農業や貿易分野での協力を推進し、現在の激しい貿易競争の中で双方の主要製品の輸出を促進する必要性を指摘しました。

また、2023年12月からAUオブザーバーとなったベトナムは、AUアジェンダ2063への実質的な貢献を継続する用意があり、アンゴラに対し、ベトナムとアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)とのFTA交渉推進への支援を要請しました。

二国間関係について、両首脳は2025年8月のルオン・クオン国家主席によるアンゴラ訪問の成功を評価し、両国が相互発展のための協力的パートナーシップ構築の方向性を定め、南南協力のモデルとなることを確認しました。

ロウレンソ大統領は、ベトナム政府と国民の誠実な思いに感謝し、アンゴラを含むAUおよびアフリカ諸国との関係強化におけるベトナムへの一貫した支持を表明しました。

ロウレンソ大統領は、アンゴラへの投資に関心を持つベトナム企業を歓迎し、とりわけ農業、通信、エネルギー分野で、進出しやすい環境を整えることを約束しました。また、両国高官の合意と方向性に基づき、具体的な協力案件を推進するため、ベトナムが近く、省庁横断の代表団と企業団をアンゴラに派遣することを期待していると述べました。

この機会に、チン首相はトー・ラム書記長とルオン・クオン国家主席からのアンゴラ大統領への早期ベトナム訪問の招待の言葉を伝え、大統領は喜んで招待を受け入れました。

ファム・ミン・チン首相(左)はサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と会談した。(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相(左)はサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と会談した。(写真:VNA)

サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣との会談でチン首相は、2024年のサウジアラビア訪問で受けた深い印象を振り返り、サウジアラビアとの友好・協力関係をより包括的かつ実質的に発展させることを常に重視していると強調しました。

首相はまた、トー・ラム書記長、ルオン・クオン国家主席およびベトナム高官からのサウジアラビア国王および高官への挨拶と早期にベトナムを訪問するよう招待の言葉を伝え、二国間関係を新たな高みに引き上げる意向を示しました。

チン首相は、双方が市場拡大、二国間貿易の円滑化、包括的経済連携協定(CEPA)およびベトナムと湾岸協力会議(GCC)とのFTA交渉の早期開始を促進することを提案しました。

また、サウジアラビアに対し、戦略的インフラ、物流、再生可能エネルギー、デジタルトランスフォーメーション、科学技術分野などの有望なプロジェクトへの投資拡大、ホーチミンおよびダナンでの国際金融センター構築支援、貿易・投資・防衛・食料安全保障・ハラール産業分野での協力拡大を求めました。

サウジアラビア外相はチン首相の提案に強く賛同し、2025年のベトナム経済成長に祝意を表し、ベトナムの改革努力に感銘を受けたと述べました。サウジアラビアは、東南アジアで最も活力ある経済であるベトナムとの包括的協力発展を常に重視しており、現下の複雑な世界情勢の中で両国の協力余地は依然として大きいと強調しました。

また、サウジアラビア外相は、ベトナムとGCC間のFTA交渉・締結の早期実現を支持し、ベトナムからのビジネス代表団の早期派遣による投資協力プロジェクトの協議・推進を提案しました。

この機会に、双方は多国間・国際フォーラムでの連携と相互支援強化でも一致し、サウジアラビア外相はパレスチナ問題に関するベトナムの客観的かつ建設的な立場を高く評価しました。

エチオピアのアビー・アハメド首相との会談では、両首脳が2025年4月のアハメド首相ベトナム訪問時に合意した協力内容の実施状況を評価し、二国間関係をより実質的かつ包括的に発展させる決意を確認しました。

チン首相は、同訪問後にエチオピア航空がベトナムへの直行便を開設したことを歓迎しました。今後もあらゆるレベル、特に高官レベルでの代表団交流、市場拡大、二国間貿易の円滑化、二重課税防止協定や投資保護・促進協定などの基本協定の早期交渉開始を提案しました。

アハメド首相は、チン首相と再会した喜びを述べるとともに、2025年4月の「グリーン成長とグローバル目標(P4G)」サミット出席時のベトナム訪問で受けた温かい歓迎と厚意に改めて謝意を示しました。そして、ベトナムの経済成長率、国際問題や多国間フォーラムでの役割・地位を高く評価しました。

エチオピア首相はチン首相の提案に賛同し、両国間で合意された協力内容の効果的な実施に向け、エチオピア政府がベトナム側と緊密に連携することを約束しました。

ファム・ミン・チン首相(右)とジンバブエ副大統領コンスタンティーノ・チウェンガ氏(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相(右)とジンバブエ副大統領コンスタンティーノ・チウェンガ氏(写真:VNA)

ジンバブエのコンスタンティーノ・チウェンガ副大統領を迎えたチン首相は、ジンバブエを含むアフリカ諸国との伝統的関係の発展を常に重視していると強調しました。

チン首相は、双方があらゆるレベル、特にハイレベルでの代表団交流を拡大し、輸出入市場を広げるとともに、農業、通信、5G、鉱物資源の開発、建材、繊維・履物といった潜在力の大きい分野での協力を促進するよう提案しました。

また、二国間貿易協定および投資保護協定の早期検討・締結を提案し、ジンバブエが南部アフリカ関税同盟(SACU)とのFTA交渉でベトナムを支援することへの期待を表明しました。

チウェンガ副大統領は、ベトナムの民族独立・国家統一のための闘いの歴史、および現在の刷新と発展の成果に深い敬意を表し、ジンバブエが学ぶべき模範であると述べました。

また、ジンバブエ大統領は、ベトナムからの投資促進のため特使を任命しており、ベトナム企業が農業、鉱業、インフラ分野に投資することを期待していると説明しました。さらに、両国には依然として大きな協力の余地があると強調し、製造業、通信、農業、鉱物資源、さらには金融センター構築などの分野で協力を進めるため、近く代表団をベトナムに派遣し、社会経済発展の経験を学びたいとの意向を表明しました。

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長を迎えたチン首相は、これまでのWHOのベトナムへの支援に深い感謝の意を表明しました。特に新型コロナウイルスの感染拡大時、WHOおよび事務局長自身の迅速な支援のおかげで、ベトナムは効果的に対応し、感染拡大を抑制できたと強調しました。

首相は、ベトナムが国民の健康を最優先に、医療政策を積極的に実施していると述べました。また、近年、歴史的な暴風雨や洪水により甚大な人的・物的被害が発生し、水害後の感染症のリスクが高まっていることを共有し、自然災害に伴う感染症への対応・予防の面で引き続きWHOの支援を期待すると述べました。

WHO事務局長は、ベトナムの被災に深い哀悼の意を表し、保健分野および国民の健康管理に対するベトナム政府の強いコミットメントに感謝するとともに、新型コロナウイルス対策におけるベトナムの強力な指導方針と迅速な政策を高く評価しました。

台風や洪水後の感染症リスクについて、WHO事務局長は、同機関が緊急対応基金を有しており、この基金からの資源動員を通じてベトナムを支援する用意があると述べました。

VNA
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