ベトナム・ラオス首相 第48回政府間委員会を共同主催

ベトナムのファム・ミン・チン首相とラオスのソーンサイ・シーパンドン首相は、12月3日にビエンチャンで第48回ベトナム・ラオス政府間協力委員会を共同主催しました。

ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相(右)とベトナムのファム・ミン・チン首相が、12月3日に開催された第48回ベトナム・ラオス政府間協力委員会で会談した。(写真:VNA)
ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相(右)とベトナムのファム・ミン・チン首相が、12月3日に開催された第48回ベトナム・ラオス政府間協力委員会で会談した。(写真:VNA)

この会議は、2021~2025年および2025年におけるベトナム・ラオス協力計画に基づく合意事項の実施状況を総括・評価し、2026~2030年および2026年に向けた協力の方向性と課題について協議・合意すること、そして直近のベトナム共産党とラオス人民革命党のハイレベル会談の成果の実現について話し合うことを目的として開催されました。

チン首相とベトナム高官代表団を温かく迎えたソーンサイ首相は、今回の実務訪問がラオス建国記念日50周年という意義深い節目に行われるものであり、両党間のハイレベル合意を迅速に前進させ、両国間の「戦略的結束」を具現化する重要な意味を持つと強調しました。

会議では、2021~2025年の協力分野の総括報告および2026~2030年の方向性・課題についての報告を受けた後、両国首相および両国の各省庁・機関の指導者が、今後の協力合意の実施に向けた具体的なプログラムやプロジェクトを含む施策について情報提供と議論を行いました。

チン首相は、二国間協力における10の顕著な成果として、最高レベルの政治関係、防衛・安全保障協力の柱としての役割、経済・貿易関係の著しい成長、金融協力の大きな飛躍、エネルギー協力の進展、援助プログラムの効果的な実施、ラオス・ベトナム専門家チームの効率的な活動、教育・人材育成、文化、観光分野での協力の強化、各種プロジェクトにおける障害の解消などを挙げました。

両首脳は、極めて強固で信頼に満ちた政治・外交関係が二国間関係の中核かつ全体的な指導方針となっていることを踏まえ、防衛・安全保障分野での協力が引き続き緊密かつ効果的に行われ、両国の政治的安定と社会秩序の維持の実現、そして平和・安定・友好・包括的協力の国境を築き、特に国境を越えた犯罪を中心に、さまざまな犯罪対策でも成果を上げていることを評価しました。

経済・貿易・投資協力も大きな進展を遂げています。4月時点で、ベトナムはラオスに267件、総登録資本金56億3,000万ドルのプロジェクトを投資しています。今年1月から10月の期間では、ベトナムの投資額は5億6,610万ドルに達し、クリーンエネルギー、鉱業、農業などラオスの強みを生かした質の高い持続可能なプロジェクトに重点が置かれています。

ラオスにおけるベトナム投資プロジェクトの多くが効果的に運営されており、社会経済発展への貢献、数千人規模の雇用創出と所得向上、特に通信、銀行、ゴム栽培・加工、食品・農産物の生産・加工、乳製品製造などの分野でラオスの歳入増加に寄与しています。

今年1月から10月期の二国間貿易額は26億ドルに達し、前年同期比50.4%増加しました。ベトナムは6億2,620万ドルの貿易赤字となっています。

教育・人材育成、科学技術、文化、観光、人的交流、各省庁・地方間の協力も活発で、引き続き強化されています。ベトナムとラオスは、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国との連携を含め、多国間・地域フォーラムで緊密に協力し合い、ASEAN共同体の構築や戦略的地域課題におけるASEANの団結と合意維持に貢献しています。

12月3日に開催された第48回ベトナム・ラオス政府間委員会二国間協力会議(写真:VNA)
12月3日に開催された第48回ベトナム・ラオス政府間委員会二国間協力会議(写真:VNA)

チン首相は、現在の状況において、両国は共同の発展に向けた原動力と新たな気運を生み出すために、新たな決意、新しいアプローチ、新たな推進力が必要だと強調しました。また、特別なベトナム・ラオス関係をいっそう促進し深化させ、国際関係の模範とする必要があると述べました。

両国首脳は、直近の両党間ハイレベル会談を受け、ベトナム・ラオス関係の実質的な深化を直ちに進め、「偉大な友好、特別な団結力、包括的協力、戦略的結束」という新たな高みに引き上げることで一致しました。その中で、政治関係が不可欠な基盤、防衛・安全保障および経済協力が主要な柱、科学技術・人材育成分野の協力が突破口、企業・国民間のパートナーシップが基礎、地方間の協力が成長の原動力となると位置付けました。

チン首相の発言に同意したラオスのソーンサイ首相は、ラオス・ベトナム政府間小委員会を指導し、全分野にわたるハイレベル合意と指導方針の飛躍的かつ実質的な実施を図ると述べました。

ラオスにおけるベトナム投資家が経済発展と雇用創出に貢献していることを認識し、ソーンサイ首相は、ベトナム企業によるラオスでの大規模プロジェクト投資、交通・エネルギーインフラの連結推進、ビエンチャン・ハノイ高速道路プロジェクトの実施、カリ鉱山プロジェクトの効果の向上を図るよう求めました。

また、ラオスの要請に沿った形で、特に高付加価値のクリーン農業や科学技術分野での企業投資・運営を引き続き支援することを約束し、両国で質の高い人材育成の強化、ラオス・ベトナム大学の設立、国境地域の職業学校や教育機関の発展の必要性を強調しました。

両首相は、戦略的信頼をさらに高め、防衛・安全保障協力を一層強化し、経済・貿易・投資・インフラ協力において力強く画期的かつ戦略的な進展を生み出すことで一致しました。これには、両国経済の連結、インフラ連携の強化、各国の経済・エネルギー安全保障の確保、障害や制約の解消、二国間協力プログラム・プロジェクトの高い実効性の確保が含まれます。

2026年から、ベトナム・ラオス共同声明および第48回ベトナム・ラオス政府間委員会二国間協力会議で署名された合意の効果的な実施に注力し、政治・外交関係のさらなる深化、防衛・安全保障協力の柱の強化、教育・人材育成分野への特別な優先付けを進めます。

これにより、両国は政治・外交関係をさらに深化させ、二国間協力の全体的な指導方針を確立し、既存の協力メカニズムの維持・強化、ハイレベル訪問・会談・交流の柔軟な形式での効果的な実施を図ります。

両首相は、経済連結の強化と二国間投資・貿易協力の促進で一致しました。これに基づき、ラオス政府はベトナム企業による大規模・重点プロジェクトに対し引き続き優遇・有利な条件を提供し、水力発電や鉱業投資に関する規定の見直しを検討し、新たな状況に対応させる方針です。また、貿易額の力強い成長を促進し、2026年の二国間貿易額を2025年比で10~15%増加させ、早期に50億ドル、将来的には年間100億ドルへの発展を目指します。両国は障害の解消、交通インフラ連結の推進、農業・農村開発を経済協力の柱の一つとすることにも注力します。

両国は引き続き各省庁・機関・地方間の協力を推進し、教育・人材育成・質の高い人材開発分野での協力の優先と質的向上を図ります。ベトナム政府はラオスの幹部・学生に対し1,300件の奨学金を提供し、ベトナム語教育のための教師派遣も継続します。

ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相とベトナムのファム・ミン・チン首相が、両国教育訓練省による2026年協力計画の署名式に立ち会った。(写真:VNA)
ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相とベトナムのファム・ミン・チン首相が、両国教育訓練省による2026年協力計画の署名式に立ち会った。(写真:VNA)

会議で両政府は、2026~2030年の両政府間協力協定、2026年協力計画に関する両政府間協定、第48回会議の議事録、両国教育訓練省による2026年協力計画に署名しました。

VNA
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