イベントに寄せた録画メッセージの中で、チャン・ホン・ハー副首相は自身のロシア留学時代を振り返り、旧ソ連における人材育成がベトナムの発展にとって極めて重要な戦略的貢献であり、「知識への黄金の鍵」に例えられると述べました。
ハー副首相は、旧ソ連および現在のロシアで教育を受けたベトナム人科学者、指導者、管理者の世代が、両国民を結ぶかけがえのない資産であり、長きにわたる "赤い糸"となっていると強調しました。
この歴史的基盤の上に、両国はデジタル時代と知識経済において信頼性が高く、持続可能かつ効果的な協力を強化し、共に繁栄する未来を築き、世界の進歩に貢献することを目指していると述べました。また、基礎科学分野での伝統的な強みに加え、ベトナムとロシアは戦略的な技術分野においても協力を拡大する大きな機会があると述べました。
ダン・ミン・コイ駐ロシア・ベトナム大使は、科学および教育分野での協力が長年にわたり、今後も両国を結ぶ堅固な架け橋であり続けると強調しました。この協力は、ホー・チ・ミン主席が最初のベトナム人幹部を旧ソ連に派遣した外交関係樹立初期から築かれてきたものだと述べました。
フォーラム初日には、戦略的パートナーシップに関する全体会議、海洋研究ロードマップの署名、水文学、生態学、生物医学、薬理学をテーマとした分科会が行われました。
ロシアでベトナム通信社の取材に応じたベトナム科学技術アカデミー(VAST)のチャン・ホン・タイ常任副院長(教授・博士)は、科学技術が長期協力の柱であると強調しました。過去75年間、旧ソ連および現在のロシアとの協力により、ベトナムはロシアや世界の技術を吸収する強固な基盤を築いてきたと述べました。
タイ常任副院長は、2026年が「科学と人材育成の年」と定められたことを受け、両国は長期的な戦略的協力の新たな段階に入ると強調しました。今後の協力は基礎科学から、原子力エネルギー、高速鉄道技術、耐熱材料、生態工学など、ベトナムにとって戦略的意義のある分野へと拡大していくと述べました。
同日、タイ常任副院長とロシア科学アカデミー極東支部長のユーリ・クルチン氏が、両アカデミー間の協力協定に署名しました。
協力における財政面について、国家科学技術発展基金(NAFOSTED)のゴー・シー・クオック副事務局長は、同基金が近ごろ、ロシア科学財団(RSF)と自然科学、工学、社会科学・人文科学分野における先端研究プロジェクトの共同選定および資金提供に関する覚書を締結したと報告しました。
この覚書に基づき、RSFはロシア側研究チームに対し、プロジェクト規模に応じて年間400万~700万ルーブルを支給し、NAFOSTEDはベトナム側チームに対し、3年間で最大100億ドンを支援します。学術的価値や応用可能性が特に高いプロジェクトには、さらなる支援も検討されます。クオック副事務局長、これらの取り組みは、効果的な協力推進に対する双方の自信を示すものだと述べました。
フォーラムでは、社会・人道分野での協力、大学間連携、文化対話に関する一連の討議も行われました。