12月5日にベトナムとアメリカの法医学専門家が共同で鑑定した結果、戦時中に行方不明となった米兵に関連する可能性があると暫定的に判断されました。遺骨は今後、ハワイの研究施設に送られ、追加の鑑定と身元確認が行われます。
アメリカのマーク・ナッパー駐ベトナム大使は、この人道的取り組みに対するベトナム政府の強力かつ継続的な取り組みに感謝の意を表し、これが両国関係の正常化と発展を支える人的協力の深化を示す証であると述べました。
アメリカ国防総省捕虜・行方不明者調査局(DPAA)のケリー・マッキーグ長官も、ベトナム側の行方不明者捜索機関の献身的な取り組みに謝意を示しました。長官は、DPAAが活動する46か国の中で、ベトナムは厳しい地形条件の下でも独自に捜索を実施できる数少ない国の一つだと評価しました。
ベトナム国防省のホアン・スアン・チエン常任副大臣は、両国の持続的な善意と共同の行動により、戦争が残した課題に対処しつつ、他分野での協力も拡大できるとの認識を示しました。これは、身体的、精神的、社会的な傷を癒やし、より強固なベトナム・アメリカ関係を築く最善の道だと述べました。
チエン常任副大臣は、約半世紀にわたり続けられてきた捜索活動に対し、ベトナムが今後も緊密な連携と全面的な支援を維持することを表明しました。また、アメリカに対し、不発弾処理、ダイオキシン汚染の除去、障がい者や戦争被害者への支援、ベトナム人行方不明兵士の捜索・身元確認支援などのプロジェクトへの資源投入拡大を求めました。
ベトナムでの米国行方不明兵士捜索の人道的取り組みは、1973年のパリ和平協定直後に始まり、これまでに約740人の米国兵士の遺骨が特定・本国送還されています。
第171回目となる今回の式典は、2025年におけるベトナム・米国外交関係樹立30周年、共同捜索活動40周年、ベトナム戦争終結50周年という節目の年を締めくくる象徴的な行事となりました。