首相、栃木県に対しベトナム地方との実質的な協力促進を要請

ファム・ミン・チン首相は12月16日、栃木県に対し、ベトナムの地方との間で、双方の強みや潜在力を最大限に生かす具体的な事業を通じ、より実質的かつ包括的な協力を進めるよう求めました。

ファム・ミン・チン首相(右)は、12月16日にハノイで栃木県の福田富一知事を迎えた。(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相(右)は、12月16日にハノイで栃木県の福田富一知事を迎えた。(写真:VNA)

ハノイで栃木県の福田富一知事を迎えたファム・ミン・チン首相は、ベトナムと日本の包括的戦略的パートナーシップが力強く、実質的かつ効果的に発展し、政治的信頼も高まっている中での再訪を歓迎しました。

首相は、栃木県が達成した発展成果を祝福し、これが日本全体の成長および両国関係の発展に寄与していると述べました。

また、ベトナムへの一貫した支援、特に新型コロナのような困難な時期における日本の支援に感謝の意を表し、日本が引き続きベトナムの政府開発援助(ODA)および労働協力の主要パートナーであり、第三位の外国投資国、第四位の貿易・観光パートナーであることを強調しました。さらに、科学技術、イノベーション、質の高い人材育成分野での協力が、両国が積極的に推進している新たな柱となっていると述べました。

ファム・ミン・チン首相によりますと、地方レベルでの交流や人的交流、文化交流はますます活発かつ緊密になっているといいます。現在、日本に在住するベトナム人コミュニティは63万人を超え、栃木県を含む2,000社以上の日本企業がベトナムで投資・事業を展開しています。

チン首相は、福田知事および栃木県当局が、特に栃木県とフート省との経済、投資、貿易、観光、人材、文化など多岐にわたる分野での友好協力を積極的に支援・促進していることに感謝の意を表しました。また、栃木県で生活する約9,000人のベトナム人に対する継続的な配慮と支援にも謝意を示しました。

12月16日、ハノイで行われたファム・ミン・チン首相と栃木県の福田富一知事との会談の様子(写真:VNA)
12月16日、ハノイで行われたファム・ミン・チン首相と栃木県の福田富一知事との会談の様子(写真:VNA)

チン首相は、ベトナムが「国の飛躍の時代」と位置付ける新時代の発展目標とその実現に向けた方策を共有し、栃木県および福田知事を含めた日本全体が今後もベトナムの目標達成に向けて支援・協力を継続することへの期待を表明しました。

首相は、栃木県が既に連携しているフート省などのベトナム地方との実質的かつ包括的な協力をさらに推進するよう要請しました。そして、各地方の潜在力と強みを最大限に活かし、すべての関係者にとってバランスの取れた利益を確保する具体的かつ実践的な協力プロジェクトの実施の重要性を強調したほか、ベトナムの別の地方との協力拡大の可能性も検討するよう提案しました。

さらに、栃木県が中小企業を含む県内企業のベトナムへの投資拡大を促進し、県の強みを活かした分野での協力を強化すること、人材育成分野での協力や、両国のニーズに合致した質の高いベトナム人労働者の受け入れ・人材育成連携の推進、栃木県内のベトナム人コミュニティに対する有利な条件や実効性のある支援政策の維持を提案しました。

一方、今回4度目のベトナム訪問となる福田知事は、再びチン首相と会談できたことへの喜びと、近年のベトナムの急速な発展に対する称賛を表明しました。ベトナムの投資・ビジネス環境の改善、豊かな文化、親しみやすい国民性を高く評価し、栃木県および県内企業が今後も特に地方レベルでの協力・投資拡大を継続していく方針を示しました。

また、約5,000人が参加した第3回栃木ベトナムフェスティバルの成功にも言及しました。

知事は、フート省を含むベトナムとの協力拡大、特に労働協力や観光交流分野での連携強化への県のコミットメントを改めて表明し、今後も県内のベトナム人コミュニティに対して有利な環境を整備していくと述べました。

VNA
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