公安省 フンイエン省で6万人収容スタジアムの建設開始

公安省はハイズオン省で10月19日、最先端の可動式屋根を備え、6万人収容可能なPVFスタジアムの起工式を行いました。

トー・ラム書記長と代表団が起工式を執り行う。(主催者提供写真)
トー・ラム書記長と代表団が起工式を執り行う。(主催者提供写真)

起工式には、党書記長トー・ラム氏および複数の政治局員が出席しました。

フンイエン省ギアチュー村にあるPVFユースサッカー育成センター内に建設されるこのスタジアムは、公安省が資金を拠出し、ビングループ傘下のヴィンホームズ社が主要施工業者を務めます。このスタジアムは、公安部隊による文化・スポーツイベントの会場にとどまらず、国際水準の新たな国家的象徴として、国の発展期におけるベトナムの志と飛躍を体現する存在となることが期待されています。

起工式で演説した公安大臣のルオン・タム・クアン大将は、PVFスタジアムが、党と国家、特にトー・ラム書記長の指導を具体化する戦略的インフラプロジェクトであることを強調しました。同大臣は、同スタジアムが人間の包括的な発展を促進し、強靭な国家の構築に寄与する重要な施策の一環であると述べました。

この施設は国際基準を満たすだけでなく、それを上回る水準で設計されており、国内外のスポーツ、文化、観光の一大拠点となることが期待されています。
アジア競技大会(Asiad)、オリンピック、FIFAワールドカップなど、世界的な大規模イベントの開催も可能な設備を備える予定です。

スタジアム複合施設には、メインアリーナのほか、トレーニンググラウンド、リハビリテーションセンター、商業施設、レクリエーションエリア、一般市民向けのスポーツゾーンなどが併設される予定です。すべての年齢層に向けて活力に満ちた健康志向の環境を創出するとともに、ホー・チ・ミン主席の教えに基づく全国的な体力づくり運動の推進を目指しています。

PVFスタジアムはスポーツだけでなく、大規模なコンサートやフェスティバル、芸術イベントなどを開催する現代的な文化・エンターテインメントの拠点としての役割も担います。今回のスタジアム建設プロジェクトは、投資の呼び込み、地域間の連携促進、市民の精神的・文化的生活の向上、そして社会の均衡ある発展への貢献が期待されています。宿泊施設や飲食、ショッピングなどの充実した周辺インフラも整備される予定で、スポーツツーリズムや国際的な交流の場としても魅力的な目的地となる見込みです。

総面積5万5,000平方メートルを超えるこのスタジアムには、A・B・C・Dの4つのメインスタンドが設けられるほか、運営・技術管理、警備、メディア、放送、選手、VIP、ケータリング用の専用エリアも整備される予定です。また、屋外広場や、18ヘクタールに及ぶ近代的な駐車場も併設される計画となっています。

VNA
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