ベトナム 約800の行政手続きを削減・簡素化へ

政府は、データに基づく行政手続きの削減および簡素化に関する決議を発表し、紙の手続き書類を、データベースから抽出した情報で代替する方針を示しました。

クアンチ省ドンチャッ社の公共行政サービスセンターで、地方住民の行政手続きを担当する公務員(写真:VNA)
クアンチ省ドンチャッ社の公共行政サービスセンターで、地方住民の行政手続きを担当する公務員(写真:VNA)

この規定は、14の省庁および省庁レベルの1機関が管理する786の行政手続きに適用されます。

2026年1月1日から2027年2月28日まで施行される決議66.7/2025/NQ-CP号は、国家および分野別データベースから対応する情報を活用することで、申請書類の一部の置き換え、または削減することを規定しています。

フンイエン省イエンミー社の公共行政サービスセンターで、住民の土地関連の行政手続きを担当する公務員(写真:VNA)
フンイエン省イエンミー社の公共行政サービスセンターで、住民の土地関連の行政手続きを担当する公務員(写真:VNA)

簡素化はデータベースの整備状況に応じて進められ、データベース管理当局が公表したデータベースに既に情報が存在する場合、各機関は申請者に書類の提出を求めないとしています。

また、在外ベトナム人や、ベトナム国内で生活・活動する外国人および外国組織に対する行政手続きにおいても、データベースの整備状況に応じて、書類の代替としてデータベース由来の情報が活用されます。

また、この決議は、書類の代替が可能な場合には、今回示された786の手続きに限らず、他の行政手続きにも適用されることを明確にしています。

特に、8つの行政手続きにおいて紙の提出書類の削減が期待されています。これには、外国組織向けの出版物印刷許可の発給(中央および地方レベル)、14歳未満の個人に対する身分証明書の発給(省庁、省・市、 社(コミューン)レベル)、および革命功労者関連の書類における個人情報の修正・追記が含まれています。

VNA
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