この資金は、2025年中央予算の予備費から拠出され、財務省の提案に基づき承認されたもので、復旧支援活動に充てられます。
カインホア省人民委員会は、資金を国家予算支出の規定に沿って管理・使用し、支援が適切な目的と対象に対して透明性をもって実施され、損失や不正利用が生じないよう確保する責任を負います。同省は、財務省、農業・環境省、関係機関に結果を報告し、これらの機関が取りまとめて首相に報告できるようにする必要があります。
11月16日に発生した大雨により、同省ナムカインビン社(コミューン)のカインレー峠で大規模な土砂崩れが発生し、32人を乗せた旅客バスが横転しました。この事故で6人が死亡、19人が負傷し、土砂崩れの影響で現在もカインホア省とラムドン省間の交通が麻痺しています。
11月18日夜、ホー・クオック・ズン副首相との作業会合で、カインホア省人民委員会のチャン・ホア・ナム副主席は、長期化する洪水により甚大な被害が出ていると報告しました。これまでに10人の死亡が確認され、2人が行方不明、19人が負傷しています。
暫定の集計によりますと、14の社(コミューン)および区で約9,000戸の住宅が0.3~0.7メートルの浸水被害を受けているということです。山間部や峠道では広範囲で土砂崩れが発生し、交通が遮断され、住民の安全が脅かされているほか、財産やインフラにも大きな損失が発生しています。
想定される被害総額は約2,680億ドンに上ります。
VNA