ベトナム・アルジェリア 戦略的パートナーシップ樹立の共同声明を発表

ベトナムとアルジェリアは、シフィ・グリエブ首相の招待を受けて、ファム・ミン・チン首相が11月18日から20日までアルジェリアを公式訪問した際、両国関係を戦略的パートナーシップへと格上げする共同声明を発表しました。

ファム・ミン・チン首相(左)とアルジェリアのシフィ・グリエブ首相(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相(左)とアルジェリアのシフィ・グリエブ首相(写真:VNA)

ベトナムとアルジェリアは、独立闘争時代の相互連帯に根ざした長年の伝統的友好関係を共有しており、数十年にわたり政治的信頼と相互支援によって強化されてきました。新たな関係枠組みは、両国関係の新時代における重要性の高まりを反映し、包括的かつ実質的で効果的な協力の拡大、既存のメカニズムの強化、新たなイニシアティブの推進を目指しています。

政治、外交、安全保障、防衛分野の協力について、両国は特にハイレベルでの代表団交流の強化、政府間委員会および政治協議メカニズムの実効性向上、投資、エネルギー、産業、農業、デジタルトランスフォーメーション分野での協力のための小委員会設置の検討で合意しました。また、防衛、安全保障、法務、司法分野の協力強化と、非伝統的安全保障課題への対応における連携強化でも一致しました。

両国は、多国間主義およびグローバル・ガバナンス改革を支持し、より公正かつ効果的で、開発途上国の利益と声を優先する体制の構築を目指すことを確認しました。また、ASEANおよびアフリカ連合の中心的役割を支持する意向を表明しました。

ベトナムは、アルジェリアの東南アジア友好協力条約への加盟を歓迎し、アルジェリアがASEANの分野別対話パートナーとなることを支持しました。一方、アルジェリアは、アフリカ連合の「アジェンダ2063」実現に向けたベトナムの貢献拡大を支持しました。

両国は、経済、貿易、投資協力を戦略的パートナーシップの主要な柱かつ原動力と位置付け、貿易促進、取引品目の多様化、特恵貿易協定交渉の開始意向を表明し、両国間の関税・非関税障壁の段階的な撤廃を目指すことで合意しました。

今後3か月以内にベトナム・アルジェリアビジネス協力作業部会を設置し、企業間の連携強化、投資促進、両国経済の補完的潜在力の活用、金融・銀行分野の知見共有を後押しする方針を示しました。また、既存協定の履行強化や交通分野の協力拡大に意欲を示し、北アフリカと東南アジア間の観光・貿易拡大に寄与する直行便協定の実現を目指すとともに、交通分野における技術協力、人材育成、デジタル化の推進でも一致しました。

エネルギー・鉱業分野では、ソナトラックとペトロベトナムの協力を評価し、石油・ガスの共同探査・採掘、石油化学および戦略鉱産資源プロジェクトに関する研究開発の推進が奨励されました。

両国は、持続可能な農業発展、資源管理、気候変動対応での協力推進、アルジェリアにおける農業コンプレックスへのベトナム投資を奨励し、国内外の食料安全保障支援を目指す方針を確認しました。

科学技術、デジタルトランスフォーメーション、通信、デジタルインフラ、データ、スマート郵便サービス、人工知能分野での協力も強化されることになり、アルジェリアは自国の情報ネットワーク近代化に向けた取り組みへの協力を歓迎しました。

アルジェリアは、経験共有、人材育成、認証の相互承認を通じて、ベトナムが国際的なサプライチェーンに対応したハラール・エコシステムを構築することを支援する用意があると表明しました。

両国は、住宅、都市計画・管理、人材育成、災害リスク低減に関する研究、新たな都市拠点の開発分野での連携強化にも合意しました。

文化、スポーツ、芸術交流の促進、教育・高等教育・研究パートナーシップ・専門家交流の協力、歴史資料の保存・デジタル化・活用分野での連携強化も進められます。

両国は、地方間の協力拡大を目指すにあたり、まずはベトナムのディエンビエン省とアルジェリアのバトナ県の連携から開始する意向を示しました。

また、双方は、人的交流や観光、経済・投資活動を促進し、両国のコミュニティや企業が二国間関係の発展に寄与しやすい環境を整えるため、一般旅券所持者を対象とした査証免除協定の交渉開始で一致しました。

VNA
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