現在、OCOPと農村観光の発展は、政府および農業・環境省によって強力に推進されています。
顕著な成果
5年以上の取り組みを経て、全国で認定されたOCOP製品は約1万7,400点に達し、そのうち9,345点は協同組合、企業、個人事業者によるものです。クアンニン省は、OCOP開発において先進的な地方の一つであり、3つ星以上の評価を受けた製品は437点にのぼっています。
クアンニン省人民委員会副主席のグエン・ヴァン・コン氏は、2021~2025年のOCOPプログラムが農業構造転換を後押しし、住民の生活水準向上に寄与していると述べました。
同省では、当初40だった経済組織が現在は180にまで増え、OCOPへの参加組織・生産施設が大幅に拡大しています。多くの経済モデルは、生産と農産物消費が強く結び付き、地域の雇用創出にもつながっているとしています。
バーチェ社(コミューン)のダップタイン森林製品株式会社によるゴールデンカメリア茶の生産・加工モデルは、特筆すべき事例とされています。小規模な家庭生産者から始めたチャン氏は、ゴールデンカメリア茶の栽培面積を数十ヘクタールに拡大しました。バーチェのゴールデンカメリア茶は5つ星OCOP製品として認定され、クアンニン省を代表するブランドとなり、省内外の多くのスーパーマーケットや観光地、イベントで販売されています。
ダップタイン森林製品株式会社の社長は「OCOPプログラムへの参加は大きな転機となり、生産プロセスの標準化や市場での確固たる地位の確立のほか、地元労働者数十人に月額約800万ドン(約303ドル)の安定した雇用を創出できた」と語りました。
クアンニン省バーチェが5つ星OCOP製品で地元経済を発展させている一方、タイグエン省タンクオン社(コミューン)のタイハイ伝統高床式民家保存村では、住民が文化的アイデンティティの保全をコミュニティ主導型観光の基盤としています。
緑豊かな丘陵地に佇むタイハイ伝統高床式民家保存村では、高床式家屋や伝統的な風習、料理、歌、ダンティン(弦楽器)の音色など、古来のタイ族文化がそのまま受け継がれています。
村長のグエン・ティ・タイン・ハイ氏は「最も重要なのは、文化を語り継ぐだけでなく、地元の人々の日常生活の中で生きたものにするだ。私たちは生活様式と文化そのものを通じて、誠意をもって訪問者を迎えている」と話します。
同保存村は年間で数万人の観光客を受け入れており、100人以上の住民に月600万~800万ドンの安定した収入を得られる雇用を提供しています。
タイグエン省農業・環境局副局長のグエン・ミー・ハイ氏は、行政統合後、同省は国立公園や自然保護区、河川、湖、滝、洞窟などの自然観光資源だけでなく、51の民族グループ、ユネスコ認定の無形文化遺産1件、国家無形文化遺産45件など、豊かな文化観光資源も有していると述べました。
これは、同省が専門的かつ現代的、効果的な方向で観光を計画・発展させる好機となっています。
農業・環境省によりますと、現在、全国には600を超える農業・農村観光モデルがあります。この中でも、コミュニティベースの観光サービスや観光地に関連するOCOP製品のうち、三つ星以上の評価を受けたものが200点以上に上っています。これらのモデルは、住民の所得向上や地域文化の保全に寄与するだけでなく、国内外の旅行者にとって魅力的で、暮らしやすく、文明的なベトナム農村のイメージ構築にも貢献しています。
OCOP製品と観光のさらなる発展へ
農業・環境大臣のチャン・ドゥック・タン氏は、国が新たな発展段階に入る中、OCOPプログラムはより効果的かつ持続可能に実施されるべきであり、農村住民の生活向上を目指す目標と連動させる必要があると強調しました。また、農村経済の発展は社会・環境・文化の発展と一体的に進めるべきだと述べました。
地方レベルでは、クアンニン省人民委員会副主席のグエン・ヴァン・コン氏が、農業・環境省に対し、政府への一貫した制度・政策の提案、品質管理や消費連携、バリューチェーンの生産から流通までのデジタルトランスフォーメーションの導入を進め、ベトナムのOCOP製品が国内外でブランドを確立できるよう支援を求めました。
タイグエン省農業・環境局副局長のグエン・ミー・ハイ氏は、今後、同省が現代的かつ持続可能な新農村づくりと連動した農業観光の発展に注力する方針を示しました。現在、同省はこの分野への企業投資を呼び込むための計画や制度を整備中であり、OCOP製品、伝統工芸村、コミュニティベースの観光モデルへの支援に最大限の資源を動員しているということです。
チャン・タイン・ナム副大臣によりますと、農業・環境省は、OCOP製品が単なる農産物にとどまらず、生産・観光・文化・環境を結びつけた多価値型農村経済発展への道となるよう、5つの重点課題と解決策に注力する方針です。また、今後も地方、企業、住民と連携し、OCOPプログラムの持続的発展と国家ブランドへの飛躍を目指すと述べました。