副首相や各省庁、政府機関の代表者らとの会合で、ファム・ミン・チン首相は財務省に対し、自由貿易区(FTZ)提案の実現可能性と効果を確保し、特に二つの戦略的百年目標の達成に貢献するよう、提案内容を精査し提出するよう指示しました。
チン首相は、FTZの定義や国際商業センターとの類似点・相違点、関連する仕組みや政策について明確化することを求めました。また、各機関に対し、国際的な事例を研究し、ベトナムの実情に基づき、具体的で適切かつ競争力があり、実現可能な仕組みを策定し、全体的な投資環境に悪影響を及ぼさないよう要請しました。
さらに、政策、計画、インフラ、技術、ガバナンスの各分野を一体的に推進し、社会保障や環境問題などにも配慮しながら実施する必要性を強調しました。
世界には、現在7,000以上の特別経済区やFTZが稼働しており、発展途上国や新興国の経済発展戦略においてますます重要性を増しています。FTZは、産業、都市開発、サービス、金融、ハイテク技術、イノベーションなど多機能型モデルを採用し、最大限の開発資源を呼び込む傾向が強まっています。
ベトナムでは、現行の一般法体系にFTZに関する具体的な規定がなく、提案の早急な策定が求められています。この取り組みにより、FTZが新たな成長の原動力となり、国際基準に沿った経済政策の試験場となることが期待されています。
財務省の提案によりますと、2026年にダナン、ハイフォン、ホーチミン市でパイロットFTZが設立される予定です。2030年までに全国で6~8か所のFTZまたは類似モデル、2045年までに8~10か所の国際基準を満たすFTZを設立し、国内総生産(GDP)の15~20%への貢献を目指すとしています。
ズンクァットを国家エネルギーセンターに
その後、チン首相は中部クアンガイ省のズンクァット経済区における国家石油精製・石油化学・エネルギーセンターの開発に向けた仕組みや政策について協議する会議を主宰しました。
ズンクァット製油所はベトナム初の製油所で、戦略的な立地と整備されたインフラに恵まれています。政治局の決議第26号は、ズンクァット経済区で国家石油精製・石油化学・エネルギーセンターを拡張・建設する任務を定めています。
チン首相は総括の中で、ベトナムが投資・運営するズンクァット製油所が効率的に稼働しており、第2期拡張もすでに承認されていることに言及しました。
首相は提案された政策を概ね支持しつつ、各省庁、地方、ベトナム国家工業・エネルギーグループ(ペトロベトナム)に対し、現行の法制度を見直し、さらに具体的で飛躍的かつ強力な政策を策定し、国会と政府に提出するよう指示しました。
また、ズンクァットセンターの開発に向けた包括的で実現可能かつ効果的なマスタープランの策定が必要であると強調しました。この取り組みは、地域の社会経済発展の強化、国家のエネルギー安全保障と自立の確保、そして国家の二つの戦略的百年目標の達成に寄与する上で極めて重要です。