ベトナム、11か月間で1,900万人超の外国人観光客が訪れる

ベトナム国家観光総局(VNAT)によりますと、2025年1月から11月までの11か月間にベトナムを訪れた外国人観光客は1,915万人に達し、前年同期比で20.9%の増加となり、新型コロナ前の1,800万人超という記録を上回って過去最多となりました。

ベトナム人から心のこもった贈り物を受け取り喜ぶ外国人観光客(写真:VietnamPlus)
ベトナム人から心のこもった贈り物を受け取り喜ぶ外国人観光客(写真:VietnamPlus)

11月の外国人観光客数は198万人に達し、10月比で14.2%増、2024年同月比で15.6%増となりました。今年に入って1月と3月(いずれも200万人超)に次ぐ、3番目に多い月となりました。

国連観光機関の報告書は、ベトナムを「世界で最も顕著な回復を遂げた国の一つ」と評価しました。アジア太平洋全体の観光回復が新型コロナ前の約90%にとどまる中、ベトナムは日本と並んで、急速かつ持続的な成長を続ける数少ない目的地だと指摘しています。

財務省傘下の国家統計総局によりますと、1月から11月までの宿泊・飲食サービスの売上高は推計767兆ドン(290億ドル)で、全小売・消費サービス売上高の12%を占め、前年同期比14.6%増となりました。

都市別では、ホーチミン市(17.3%増)、ダナン(15.8%増)、ハノイ(13.4%増)、カントー(12.2%増)、ハイフォン(11.6%増)などが前年同期比で顕著な成長を記録しました。

2025年初め以降、多くの省・市が観光刺激策を積極的に展開し、観光商品を多様化させています。この結果、1から11月までの旅行・観光関連の売上高は約85.4兆ドンとなり、全体の1.4%を占め、前年同期比19.9%増となりました。ハノイは23.4%増と最も伸び、ホーチミン市(22.3%増)、クアンニン(18.2%増)、ビンロン(14.1%増)、ダナン(13.2%増)が続きました。

中国は依然としてベトナム最大の送客市場となっており、約480万人で全体の約4分の1を占めました。韓国は約390万人で2位でした。そして、台湾、アメリカ、日本、インド、カンボジア、ロシア、マレーシア、オーストラリアがこれに続く形となりました。

ヨーロッパからの観光客数も堅調に伸び、ベトナムのビザ免除政策の効果が表れています。イギリス(20.7%増)、フランス(21.4%増)、ドイツ(16.6%増)に加え、イタリア、スペイン、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ポーランド、スイス、チェコなどで伸びが目立ちました。こうした好調は、ビザ政策の追い風、観光プロモーションの強化、各地での大型イベント開催などが、外国人観光客の誘致につながった結果だとされています。

特筆すべきは、ロシアからの観光客が59万3,000人に達し、前年同期比190.9%増となった点です。ロシアは依然としてベトナムにとってヨーロッパ最大の送客国であり、同地域で最も急成長している市場でもあります。

VNA
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