両首相は同日、開所式を共同主催し、過去1年間、両政府が協力計画の実施で緊密に連携し、政治・外交、防衛・安全保障、経済・貿易・投資、国境問題に加え、教育・人材育成、保健、文化、観光、人的交流など多分野で実質的成果を上げてきたことを強調しました。
2025年1月から11月までの二国間貿易額は104億ドルに達し、前年同期比12.7%増となり、年間では120億ドルに達する見込みです。ベトナムは現在、カンボジアにとって第3位の貿易相手国であり、ASEAN域内では最大の貿易相手国です。また、ベトナムはカンボジアへの外国投資国として第5位に位置し、カンボジアはベトナムにとって第2位の海外投資先となっています。
国境および領土に関する協力が大きく進展していることに触れ、両首脳はタンナム・ムンチェイ国際国境検問所が、連結性、貿易、人民交流の強化において果たす重要性を強調しました。両首脳は、国境検問所システムおよび国境を越える交通インフラのさらなる整備に取り組み、地域経済発展の新たな原動力を創出する方針を確認しました。
両国は、国境地域の治安と秩序の維持、越境犯罪・密輸・違法行為の防止における連携を強化し、国境検問所管理および国境管理規則に関する協定の締結を加速することで一致しました。
両国は、二国間関係のさらなる発展に向けて、高官級交流やあらゆるレベル・チャネルでの相互訪問の増加、既存の協力メカニズムの推進、防衛・安全保障協力の強化に重点を置く決意を改めて表明しました。
また、両国は互いの領土を敵対勢力が利用して相手国を攻撃することを決して許さないという原則を堅持すると表明しました。
両首相はまた、国境沿いの治安と秩序の維持、越境犯罪やオンライン詐欺の撲滅、ベトナム・カンボジア関係を損なおうとする歪曲、偽情報、敵対的な言説への対抗においても連携することで合意しました。
両首脳は、経済協力の飛躍的発展と両国経済の連結性深化、特にデジタル経済、インフラ、政策、貿易、投資、交通、文化、観光分野での協力強化に一致しました。交通・物流の連結性を加速し、国境検問所や国境貿易インフラを整備し、近い将来、二国間貿易額を200億ドルに引き上げることを目指します。
チン首相は、両国の連帯と友好関係について、特に若者を中心に広く周知し、人的交流を一層推進する重要性を強調しました。また、ベトナムはカンボジアの質の高い人材育成を支援する用意があり、カンボジア人学生への奨学金を拡充する方針を表明しました。
両首相は、協力と持続可能な発展のための平和で安定した国境の維持の重要性を強調しました。国境地域の環境保護を含む諸課題に、適時かつ適切に対応するための連携を継続し、未画定の16%の国境線に関する画定・標識設置交渉を加速することで合意しました。さらに、両国は相互理解・相互尊重・国際法の原則に基づき、陸上・海上国境の管理にも協力して取り組む方針です。
この機会に、ベトナム側は、カンボジア在住のベトナム系住民の法的地位問題について、生活の安定と両国関係への貢献が可能となるよう、引き続き適切な対応を要請しました。
カンボジア・タイの国境で緊張が高まっている状況に関して、チン首相は、ベトナムは事態を注視し、平和的解決への貢献を続ける意向を表明しました。タイとカンボジア両国に対しては自制と対話、双方の正当な利益の尊重、和平合意の順守を呼びかけました。
そして、ベトナムは常に、平和的手段による問題解決の努力を重視・支持しており、長期的な安定こそがカンボジアとタイ、ASEANの団結、さらには地域と世界の平和・安定・協力・発展にとって最善の解決策であると信じていると述べました。