ベトナム国家主席 国連事務総長を歓迎する晩餐会を開催

ルオン・クオン国家主席は10月24日夜ハノイで、アントニオ・グテーレス国連事務総長の晩餐会を開催しました。グテーレス国連事務総長は、国連サイバー犯罪防止条約(ハノイ条約)の署名式出席のため、ベトナムを公式訪問中です。

ルオン・クオン国家主席とアントニオ・グテーレス国連事務総長が、国連創設80周年を祝うケーキをカットした。(写真:VNA)
ルオン・クオン国家主席とアントニオ・グテーレス国連事務総長が、国連創設80周年を祝うケーキをカットした。(写真:VNA)

ルオン・クオン国家主席は挨拶の中で、過去80年間にわたり、国連が193の加盟国にとっての「共通の家」として発展し、共に地球規模の課題に取り組んできたことを強調しました。そして、その「共通の家」の一員として約半世紀の間、ベトナムは常に積極的かつ主体的、そして責任ある姿勢で国連と歩みを共にし、平和と発展の促進に貢献してきたと述べました。

国家主席は、国連がこれまで、ベトナムの戦後復興、再建、発展の過程で果たしてきた貴重な支援を、同国が深く大切にしていると強調しました。また、国連という場を通じて、ベトナムが国際社会と手を携えて協力と発展の道を歩み、平和・発展・進歩という共通の目標に貢献してきたと述べました。さらに、国連を通じて世界もベトナムに歩み寄り、知識や経験、資源、そして連帯の精神をもたらし、ベトナムが困難を乗り越え、力強く前進する原動力となったと語りました。

国家主席は、長年にわたる協力と支援に対し、国連およびグテーレス国連事務総長に深い謝意を表明しました。主席は、今後いかなる困難に直面しても、国連が引き続き平和と国際協力の象徴として、各国の団結とより良い未来への努力を鼓舞し続けると確信を示しました。

一方、グテーレス国連事務総長は、国連がすべての紛争を防ぐことはできていないものの、数十万人に及ぶ職員や平和維持要員が困難な状況の中、人道支援や命を守るための活動を粘り強く続けていると述べました。

また、ベトナムが国連平和維持活動に積極的に参加するとともに、戦争で荒廃した国から著しい発展を遂げたことを高く評価しました。

国連事務総長は、ベトナムを平和と発展の道を力強く歩む模範であり、「多国間主義の柱」と称賛しました。

VNA
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