フィンランド ベトナム党書記長の歓迎式典を開催

ベトナムはフィンランドとの長年にわたるパートナーシップを非常に重視していると、トー・ラム書記長は強調し、今回の訪問が両国関係の新たな章を開き、地域および世界の平和、安定、発展に寄与することへの期待を示しました。

フィンランド大統領アレクサンダー・ストゥブ氏、ベトナム共産党中央委員会書記長トー・ラム氏および両氏の夫人らが、10月21日午前にヘルシンキで行われたベトナム指導者の歓迎式典に出席した(写真:VNA)。
フィンランド大統領アレクサンダー・ストゥブ氏、ベトナム共産党中央委員会書記長トー・ラム氏および両氏の夫人らが、10月21日午前にヘルシンキで行われたベトナム指導者の歓迎式典に出席した(写真:VNA)。

ベトナム共産党中央委員会書記長のトー・ラム氏とゴー・フオン・リー夫人は、10月21日午前(現地時間)、フィンランドのアレクサンダー・ストゥブ大統領と大統領夫人がヘルシンキの大統領宮殿で開催した歓迎式典で迎えられました。

今回の公式訪問は、ストゥブ大統領の招待によるものです。

歓迎式典の後、ストゥブ大統領夫妻はトー・ラム書記長夫妻を署名室に案内しました。そこで書記長はゲストブックにメッセージを記し、創造性、文化の豊かさ、そして思いやりで知られるフィンランドを訪れることに喜びを表しました。

書記長は、ベトナムがフィンランドとの長年にわたるパートナーシップを非常に重視していると強調し、今回の訪問が両国関係の新たな章を開き、地域および世界の平和、安定、発展に貢献することへの期待を示しました。

その後、ストゥブ大統領とトー・ラム書記長は両国の高官代表団を率いて会談に臨みました。

トー・ラム書記長が歓迎式典でフィンランドのアレクサンダー・ストゥブ大統領にベトナム代表団のメンバーを紹介する様子(写真:VNA)
トー・ラム書記長が歓迎式典でフィンランドのアレクサンダー・ストゥブ大統領にベトナム代表団のメンバーを紹介する様子(写真:VNA)

今回の訪問は、ベトナムの指導者によるフィンランドへの最も高いレベルの訪問であり、ハノイが北欧諸国との伝統的な友好関係と多面的な協力に対する深い敬意を示していることを強調しています。

近年、両国間の貿易は着実に成長しています。一方、教育分野の連携も拡大しており、現在、ベトナムの大学約20校がフィンランドの教育機関と提携しており、2,500人以上のベトナム人学生がフィンランドで経済学、情報技術、観光学などを学んでいます。

科学技術分野も有望な協力分野であり、1995年以降、複数の覚書が締結されています。外交関係樹立以来、フィンランドはベトナムに対し、水資源管理、貧困削減、気候変動対策、森林管理などを中心に、無償の援助を継続的に提供してきました。両国は、再生可能エネルギーの開発、恵まれない地域でのプロジェクト展開、法的枠組みの構築など、長期的な優先分野であるエネルギー分野での協力も推進しています。

文化、スポーツ、観光分野での交流も活発であり、美術、音楽、文学などのイベントを通じて両国の絆が深まっています。また、両国の友好協会による人的交流も、相互の文化や伝統への理解を高める一助となっています。

今回の訪問は、両国がこれまでの成果を振り返り、新たな道を切り開き、伝統的な友好関係と多面的なパートナーシップを新たな高みへと引き上げるための重要な機会となります。

VNA
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