このセミナーには、両国の市場監視当局関係者、ブランド権利者企業の代表、知的財産分野の専門家など、約100人が参加しました。
本セミナーは、ベトナムの市場監視部門と日本の機関・企業との専門的な交流を強化するとともに、巧妙化する知的財産権侵害の手口に関する最新情報を共有し、市場における侵害品の発見、特定、摘発での協力を促進することを目的としています。
セミナーで発言したチャン・フー・リン国内市場監視・開発局長は、取締機関には、製品識別ツール、権利者企業が提供する集約型データベース、侵害の兆候に関する専門的研修プログラムといった面で、より強力な支援が必要だと述べました。また、このセミナーのような取り組みを通じた国際機関や権利保有企業との協力は、市場監視部門の知的財産権侵害への対応能力を高める上で重要だと強調しました。
同時に、JPO、JETRO、IIPPFとの連携は、知的財産権侵害に用いられる新たな手口を把握するうえで、市場監視部門を支援する実践的な取り組みであると説明しました。リン局長によりますと、市場監視部門は今後、現場対応能力の強化、専門知識の向上、国際協力の拡大に注力し、検査・取締活動の実効性向上を図る方針です。
セミナーの一環として、日本のブランド保有企業3社が、ベトナム市場における知的財産権保護の取り組みに関する技術的・専門的な知見を直接共有しました。
本セミナーを通じて、JPO、JETRO、IIPPFおよび国内市場監視・開発局は、ベトナムにおける知的財産権保護の実効性向上に向け、複数の重点分野で協力を強化することで一致しました。
具体的には、模倣品リスクの高い製品群に関するデータ・情報共有の強化、市場監視部門向け実践的研修の拡充、両国企業の知的財産保護に対する理解と法令順守意識の向上支援で協力していくことを確認しました。
さらに、侵害品の消費抑制に向けた消費者向け広報活動を推進するとともに、定期的な連携体制を維持し、ベトナム市場における知的財産権の執行で緊密かつ継続的な協力を確保していくとしています。