メルコスールとベトナム、特恵貿易協定交渉を開始

ブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相は12月20日、フォス・ド・イグアスで開催されたメルコスール(南米南部共同市場)の第67回サミットでメルコスールとベトナムが特恵貿易協定の交渉を開始したと発表しました。

輸出用の水産物を加工する労働者たち(写真:VNA)
輸出用の水産物を加工する労働者たち(写真:VNA)

メルコスールは、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイで構成されています。

メルコスールの輪番議長を務めるヴィエイラ氏は、ベトナムを南米ブロックにとって重要な貿易パートナーであると述べました。

そして、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイは、ベトナムと共同で、交渉の正式な開始を確認する共同声明を発表しました。

ブラジル政府のウェブサイトに掲載された声明によりますと、関係各国は現在、交渉の範囲、構造、方法を定めるための基本合意文書の最終調整を進めています。この合意は、南米と東南アジア間の貿易および投資の流れを強化することを目的としています。

交渉では、段階的な関税の削減・撤廃を通じた貿易拡大に加え、市場アクセスを促進するための関連する非関税措置への対応にも焦点が当てられます。双方は、世界貿易機関(WTO)のルールと規律に則った枠組みを目指す意向を示しています。

基本合意文書では、交渉分野を特定するとともに、双方の発展段階や優先事項を考慮する方針です。このアプローチにより、双方に利益をもたらすバランスの取れた交渉を実現することを目指すとしています。

ベトナム税関当局によりますと、2025年1月から11月までのベトナムとメルコスール間の貿易総額は114億6,000万ドルで、2024年の同時期とほぼ横ばいでした。ベトナムからメルコスールへの輸出は15.9%増の35億9,000万ドルとなり、同ブロックからの輸入は4.8%減の78億7,000万ドルとなりました。

この合意により、ベトナムのメルコスール市場への輸出が強化され、同地域での競争力向上が期待されています。双方は、貿易・投資関係の多様化と、両地域間の経済協力の深化に対する強いコミットメントを強調しています。

交渉開始は、南南協力における重要な一歩であり、より深い経済統合への道を開くものだと、関係各国は共同声明で述べています。

VNA
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