首相 ベトナムの社会経済は着実に成長

10月5日に開催された政府会議の中で、議長を務めるファム・ミン・チン首相は、ベトナムの社会経済状況は改善しており、月ごとや四半期ごとの着実な成長が見られ、2025年の 1月から9月までの成果は前年同期を上回っていると述べました。

ファム・ミン・チン首相が10月5日に政府会議を主宰(写真:VNA)
ファム・ミン・チン首相が10月5日に政府会議を主宰(写真:VNA)

チン首相は、長期化する紛争、戦略的競争、貿易摩擦、世界経済の成長鈍化、金融市場の変動、公的債務の増大、金価格の高騰など、世界的に先行き不透明な状況が続く中、2025年の3四半期が終了したことに言及しました。

同首相は、政府が6つの主要課題に注力していると述べました。具体的には、二層制地方行政モデルの運用、2025年の経済成長率8.3~8.5%の達成、党中央政治局の決議の実施、第13期党中央委員会会議および第15期国会第10回会議への準備、第14回党大会に向けた各レベルでの党大会の開催、9月に発生した4つの大型台風の影響への対応です。

また、党の指導力と全国的な努力により、社会経済の状況は月ごと、四半期ごとに着実に成長していることを強調しました。

安定したマクロ経済やインフレの抑制、主要な経済バランスが確保されている上、社会福祉も保障され、国民の生活水準は向上し、政治・社会の安定が維持されています。さらに、国防・安全保障も強化され、対外関係も拡大しています。

一方で首相は、アメリカの関税政策、インフレや為替レートの圧力、金価格の上昇、従来型成長エンジンの低迷、新たな成長エンジンの遅れ、二層制地方行政モデルの実施における困難、さらには台風による甚大な被害などの課題も指摘しました。

首相は出席者に対し、9月および9か月間の社会経済状況、政府の実績、得られた教訓、二層制モデルの課題、2025年第4四半期に向けた主要な解決策の提案について評価するよう求めました。

会議ではまた、公共投資の執行状況、国家目標プログラムの実施、その他の重要課題についても検討が行われました。

VNA
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