党書記長 第13期党中央執行委員会第14回総会で発展ビジョンへの合意を呼びかけ

トー・ラム党書記長は、第13期党中央執行委員会第14回総会において、第14回全国党大会で提示される発展ビジョンと戦略的方向性について、合意が形成されることへの期待を表明しました。

党書記長のトー・ラム氏は、11月5日に開幕した第13期党中央執行委員会第14回総会の開会演説を行った。(写真:VNA)
党書記長のトー・ラム氏は、11月5日に開幕した第13期党中央執行委員会第14回総会の開会演説を行った。(写真:VNA)

党書記長のトー・ラム氏は、11月5日に開幕した第13期党中央執行委員会第14回総会で、第14回全国党大会に関わる課題や党および政治体制の構築に関する事項について議論されることを踏まえ、会議で示される提案や意見が次期体制の基盤となり、国家発展の次の段階への推進力となることを期待すると述べました。

また、ラム氏は、第15期に向けた政治局および書記局の人事の準備、選考、提案について指針を示しました。推薦される人材は模範的であることが求められ、継続性と革新性の両立を確保する必要があると強調しました。さらに、データに基づく管理を前提とした効率的かつ効果的な統治体制を構築し、権限の分権化と権力の管理を進めることの重要性を指摘しました。

実施体制については、責任の明確化、役割の定義、期限設定、資源配分の確保が不可欠であると述べました。

さらに、次期政治局および書記局の人事選定においては、党および国家の新たな革命段階に沿った主要な基準を優先すべきだと付け加えました。

特に、幹部の任命においては、「適材適所」の原則を徹底することが重要であり、選ばれる人物は政治的決断力、誠実さ、模範的行動を備え、国家と公共の利益を最優先し、戦略的視野や組織能力を持ってボトルネックの解消、資源の動員、集団的な力の結集を行えることが求められると述べました。

さらに、明確で具体的な目標を設定し、個人の責任を明確に割り当て、データを活用して進捗を把握し、厳格な公務員規律を守りながら決定事項を着実に実行できる能力が求められる、と述べました。

デジタル時代における幹部に求められる資質として、デジタル能力やデータに基づく思考、デジタル経済・グリーン経済・循環型経済に関する深い知見、リスク管理能力、そして部門や地域、階層を横断した調整力が挙げられる、と述べました。また、指導者は社会資源を動員し、官民連携体制を設計し、市場の信頼を築く能力を備えるとともに、外国語力や異文化コミュニケーション力を含む国際社会へ参画する能力を持って、発展の機会を広げる必要があると強調しました。

また、明確な成果を生むプロジェクトや事業を手掛けることができ、危機対応能力に優れた幹部を優先的に登用する必要があると強調しました。選ばれる人材は、新たな時期の発展目標に最も適し、国家の二つの百年目標の実現に向けて国を導くことが求められると述べました。

党書記長はまた、一般的な資質に加え、第14期の政治局および書記局の人事選定においては、特に次の5つの基準を重視すべきだと指摘しました。国家戦略を見通す能力と自立性の維持、国家レベルでの指導力・統率力、他者の模範となる政治的信頼性と誠実性、決議を具体的成果に結び付ける実行力、そして第14期および将来の任期に伴う圧力や業務負荷に耐えうる十分な強靱さです。

平和・安定・迅速かつ持続可能な発展を維持し、国民の幸福と福祉を確保し、国家の力と繁栄を強化するためには、党中央委員会が示した重要課題を的確に判断し、着実に遂行することが必要だと述べました。

ラム書記長は、国家と国民の利益、共産党の指導・統治機能のために、より大きな努力と高い決意、戦略的思考、そして決断力をもって課題に取り組むことを求めました。

さらに、書記長は代表者らに対し、党と国民に対する責任を果たし、集団の知恵を結集し、率直で建設的、かつ決断力をもって最適な解決策を選び、国家に利益をもたらすとともに会議議題への意見を積極的に表明するよう呼びかけました。

VNA
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