第3管区沿岸警備隊 IUU漁業対策で巡視活動を強化

10月29日から11月8日まで実施されたIUU(違法・無報告・無規制)漁業に対する重点取締キャンペーンの10日間で、沿岸警備隊第3管区の巡視・検査部隊は第18国境警備隊と連携し、54隻の漁船を摘発・処罰し、罰金として計5億8,000万ドン(約2万2,000ドル)を徴収しました。

国旗と救命胴衣が漁師たちに贈呈された。(写真:VNA)
国旗と救命胴衣が漁師たちに贈呈された。(写真:VNA)

沿岸警備隊第3管区司令部の作業代表団が、党委員会書記兼政治委員のレー・ヴァン・トゥ大佐の指導のもと、ベトナムとインドネシアの国境海域における違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策の実施状況について、各部隊の指導および指揮体制を確認しました。

視察の際、トゥ大佐は、沿岸警備艦艇および関連船舶の将兵に対し、高い責任感を持って行動し、特に船舶監視システム(VMS)との接続が途絶えた船舶を含め、いかなる対象も見逃さないよう偵察措置を徹底するよう指示しました。

また、許可された航路外での操業が疑われる漁船や、登録・許可・VMS違反のある漁船を厳格に管理・検査し、違反者には厳しい処分を科すよう命じました。

トゥ大佐は、現在がIUU漁業撲滅に向けて断固たる姿勢が求められる重要な時期であり、欧州委員会による第5次査察団のベトナム訪問を前に、全国的な違反根絶の取り組みに貢献する必要があると強調しました。

さらに、沿岸警備隊には、法執行活動と並行して、漁民への法令遵守の啓発や指導を行い、ベトナム海域への外国船舶の侵入を排除し、必要に応じて捜索救助やその他の緊急任務にも即応できる体制を維持するよう求めました。

沿岸警備隊第3管区司令部によりますと、10月29日から11月8日まで実施されたIUU(違法・無報告・無規制)漁業に対する重点取締キャンペーンの10日間で、同管区の巡視・検査部隊は第18国境警備隊と連携し、54隻の漁船を摘発・処罰し、罰金として計5億8,000万ドン(約2万2,000ドル)を徴収したということです。

また、同部隊は海上事故で負傷した漁業者3名に緊急支援を行ったほか、地元漁業コミュニティに対して数百枚の国旗と救命胴衣を贈呈しました。

VNA
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