このセミナーには、市の指導部の代表者、IFC(国際金融公社)の専門家、ダナンにおけるベトナム国際金融センターの管理・運営準備委員会のメンバー、さらに各省庁、中央機関、国際機関、教育機関、研究所、業界団体および関連分野の企業からの代表者が参加しました。
開会の挨拶でホー・キー・ミン常任副主席は、国の方針およびダナン市の既存の強みを踏まえ、ダナンのベトナム国際金融センターは「グリーンファイナンス」「トレードファイナンス」「フィンテック・デジタル資産」の三本柱で発展させていくと強調しました。
さらに同氏は、ダナン市が港湾、物流、国際観光と連携した越境トレードファイナンスの発展を優先し、外国直接投資(FDI)企業やグローバル投資家向けのオフショア金融サービスにも注力していく方針を示しました。
特に、市は中小企業や革新的なスタートアップ企業のための良好な金融環境の構築に力を入れており、多様でダイナミックかつ創造的な金融エコシステムの形成を目指しています。このエコシステムは、「持続可能性」「スマート化」「デジタル化」「イノベーション」「包摂性」「顧客中心主義」といったコアバリューを軸に構築され、最終的には市民の生活の質向上を目指します。
このセミナーは11月6日と7日の2日間にわたり開催され、ダナンのベトナム国際金融センターの設立と成長を支援するため、主要な金融分野の管理・運営・発展に関する国際的な経験の共有と意見交換を目的としています。主なテーマは、トレードファイナンスおよび担保付き金融商品、トレードファイナンスを支援する第三者サービス、非預金型貸付機関、サステナブルファイナンス(グリーンファイナンスを含む)、デジタル資産の開発、商品取引所の発展などです。