ベトナムの航空業界 2025年も成長の勢いと安全性を維持

ベトナム民間航空局(CAAV)は、法制度の整備や運用の強化を進めるとともに、航空各社の支援に積極的に取り組み、航空機の安全運航の確保や市場の安定、国際的な連携の拡大に努めています。

2025年1月から10月までの10か月間で、ベトナムの航空市場は6,930万人の旅客を取り扱った。
2025年1月から10月までの10か月間で、ベトナムの航空市場は6,930万人の旅客を取り扱った。

2025年、党、国会、政府の指導のもと、ベトナム民間航空局(CAAV)は航空輸送に対する国家管理を力強く、かつ一体的に進め、大きな成果を上げました。国内線・国際線の運航は途切れることなく維持され、航空の安全が確実に確保されるとともに、増加する国民の移動需要に応え、社会経済の発展にもより効果的に寄与しました。

2025年のベトナム航空業界全体を総括し、CAAVのウオン・ヴィエット・ズン局長は、同局が積極的かつ迅速に運営を指揮・管理し、業界内の各機関・部門と緊密に連携して高位レベルの指示を厳格に実施したと述べました。特に、旧正月の繁忙期、夏季旅行シーズン、南部解放・国家統一50周年(1975年4月30日~2025年)、建国80周年(1945年9月2日~2025年)などの重要な期間において、その対応が際立ちました。

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CAAVのウオン・ヴィエット・ズン局長は、2026年のベトナム航空業界に向けた5つの主要目標を示した。

制度構築は引き続き最重要課題とされ、民間航空事業のための一貫した法的枠組みの整備が進められています。CAAVは民間航空法の改正案を精査・起草し、正式に国会へ提出しました。これと並行して、法施行と同時に完全な法的整合性が確保されるよう、下位法令や規制の整備も急いでいます。

また、運営上の課題解決にも注力し、航空会社と連携して財務再編や新規航空機のリース・購入支援を行う一方、既存機材の効率向上による供給力不足の解消にも取り組みました。発着枠調整や運航監督も強化され、遅延や欠航が発生した場合には厳格な措置を講じ、航空保安・安全体制を徹底しました。

国際社会への参画の分野では、「オープンスカイ」政策のもと、CAAVは積極的に二国間・多国間の航空サービス協定の交渉・締結を進めました。2025年冬期スケジュール時点で、30か国の71社が、ベトナムへの定期国際便142路線を運航しています。

デジタルトランスフォーメーションも大きな進展を見せ、空港でのA-CDMモデル導入やVNeID生体認証の活用により、手続き時間の短縮、空港運営の効率化、インフラへの負荷軽減を実現しています。

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デジタルトランスフォーメーションにより、ベトナム航空業界は世界の先進航空国と肩を並べる水準に到達した。

2025年1月から10月までの10か月間で、ベトナム航空業界は6,930万人の旅客(前年比10.8%増)、120万トンの貨物(同18.5%増)を輸送しました。また、新規参入のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun Phu Quoc Airways)も市場に加わりました。

ウオン・ヴィエット・ズン局長は「困難が続く中でも、国際基準・規則を完全に遵守しつつ、航空運航を継続的かつ安全・効率的に維持できたことは、業界全体の大きな成果であり、党、国家、国民に対する業界の責任と信頼の証だ」と強調しました。

2026年に向けて、CAAVは5つの重点目標を掲げています。法制度の整備完了、市場成長の持続、航空会社への継続的支援、国際協力の強化、国家管理におけるデジタルトランスフォーメーションと技術導入の推進です。

2025年の力強い成果と2026年に向けた明確な戦略方針のもと、ベトナム航空業界は国際社会への参画と国家発展における重要な役割を引き続き発揮し、国の工業化・近代化の成功に貢献し続けていきます。

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